地域連携に集中を

地域連携に集中を
バングラデシュは国境での接続性を強化した小地域政策を採り、世界の不確実性から来る近い将来の課題と向き合う必要がある。政策対話センターの著名な研究員デバプリヤ・バタッチャリャ氏は話した。

イスラム多数国やブレグジット(Brexit:英国のEU離脱問題)、米国大統領選の混乱で世界が激動する中、バングラデシュは近隣諸国とのビジネス関係を強化すべきだ。

バタッチャリャ氏は、バングラデシュ教養大学ビジネススクールが世界経済フォーラム2017(敏感で責任あるリーダーシップ)のポストサミットとして開いた“バングラデシュが考えるための要素”の中で講演した。

インドやパキスタン、アフガニスタンなどの対立のため、Saarc(南アジア地域協力連合)はほぼ機能不全に陥っているが、バングラデシュはBBINやBCIM、BIMSTECを通じて地域内協力を強化している。

BBINはバングラデシュとブータン、インド、ネパールの南アジア4カ国の経済協力と接続性を進める地域構想だ。

BCIMはバングラデシュと中国、インド、ミャンマー間の地域協力の場で、BIMSTEC(ベンガル湾多分野技術経済協力イニシアチブ)は同種で別のプラットホームだ。

地域概念はより広範になっており、現在中国は重要なプレーヤーになっている。

バングラデシュは2大経済大国であるインドと中国の隣人のため、地理的に恵まれている。

バングラデシュは道路や鉄道建設し、IT関連の接続性を強化することで、この2つの経済大国から恩恵を受けることができる。

国境で商品が止まったり、国境通過で輸送手段が変わったりすることのないよう。国境地帯での関係性を前進させなければならない。

これら2大経済国との接続性を改善することは、ビジネスコストを削減することに繋がる。

ブレグジットやトランプ問題は2016年に広がったが、2017年は完全に予測できないとエコノミストたちはいう。予測不能が続けば、すべての国が責任を持って地域政策に集中するだろう。

バングラデシュ/The Daily Star Feb 21 2017
http://www.thedailystar.net/business/focus-regional-ties-debapriya-1364638
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #地域政策