経営者らにCIPカード

政府は昨(27)日、商業面で経済貢献している164人を表彰した。

商業重要人物(CIPs)(2013年輸出・貿易部門)は、輸出促進局(EPB)が査定した実績に基づいて選ばれる。表彰は毎年実施されているが、査定と認証手続きが長期化したために表彰が遅れていた。

表彰者はトファイル・アーメド商業相からカードが手渡された。表彰者のうち125人は輸出部門の、39人は貿易部門の表彰となった。

商業相は表彰式で、CIPカードが速やかに入手できるよう、規定は改められるべきだと話した。

また経営者らに輸出品目や市場を多様化し、輸出可能品目の価値と分量を増大させてほしい。政府は既に多彩な品目の輸出への補助金を増額していると話した。政府は2021年までに皮革・皮革製品の輸出額を50億ドル(5629億円)に拡大するのが目標だ。IT商品やITサービス、医薬品も、2021年までに輸出額50億ドルに達する可能性を秘めているという。

EPB副局長のマフルーア・スルタナ氏によれば、政府は22品目の輸出についてCIPカードを授与するという。

だが2013年については、14品目への表彰にとどまったとスルタナ氏。バングラデシュは昨年774品目を198か国に輸出したという。

バングラデシュ商工会議所連盟(FBCCI)のアブドゥル・マトルブ・アーマド会長は政府に対し、電力1単位あたりの価格を5~6タカ(7.0~8.4円)に留めるよう訴えた。企業側は設備を稼働させるため、電力にこれ以上は支払う余裕はないという。

またバングラデシュのワールドトレードセンター建設工事を完成させ、世界規模のビジネス活動を容易にするよう求めた。

FBCCI前副会長のアブ・アラム・チョードリー氏が表彰者を代表してスピーチを行い、CIPカードは輸出業者が実績を向上させる助けになると話した。

ビジネスがどのように仕事を生み出すのか、チョードリー氏は例を挙げる。例えば水草の一種であるホグラ(Hogla)は以前、農村部でマット作りに使用されていたが、今は輸出用のロープに使われ、バングラデシュ南部ボラ(Bhola)県の女性を中心に数千人が製作に従事しているという。

ホグラは農業品目に分類されるものであり、政府はホグラ輸出への補助金を現行の15%から20%に引き上げるべきだと、チョードリー氏は訴える。
「これは昔からある伝統品目ではありません」

表彰式の司会は、商業省のダイエトゥッラー・アル・マムーン上級書記官が務めた。

The Daily Star Feb 28 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/verdict-hoshi-killing-case-today-1368406
翻訳:長谷川
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