バングラ、船旅の目的地に

観光業界に新たな可能性が開かれた。

先日、およそ100人の船舶旅行者がバングラデシュ沿岸部の何カ所かを訪れたことで、この国は船旅の目的地に加えられた。

2月22日から24日、シルバーディスカバー号で旅する95カ国の旅行者がコックスバザール(Cox's Bazar)県のモヘシュカリ(Maheshkhali)島や、世界最大のマングローブ林シュンドルボン(Sundarbans)を訪れた。

旅行会社のジャーニープラスによれば、バングラデシュはこのツアーで350万タカ(497万円)相当の外貨収入を得たという。

さらに67か国の旅行者が参加する別のツアーが今日バングラデシュへ到着し、沿岸部を回る予定だ。

「このツアーも同じ規模の外貨をもたらすとともに、我々の評判を広めてくれるでしょう」
ジャーニープラス経営責任者のトーフィク・ラーマン氏は話した。

政府はこの機会を重要視し、実現のため、様々な省や政府機関が重要な役割を果たして手はずを整えたと、ラシェド・カーン・メノン観光相はいう。
「経済に直接影響を与える観光業界の加速に、船旅旅行者は重要な役割を持ちます」

観光相は旅行会社が率先して動くことを期待し、政府はそのスポンサーになるだろうと話した。

SM・グラム・ファルーク観光局長によれば、政府は観光業界を活気づけるため、あらゆる種類の奨励金を出していくという。観光業は外貨を直接獲得できる可能性があり、良い雇用源でもあると補足した。

スリランカやインド、モルディブといった南アジア諸国のように、船旅の目的地の一つになるため、バングラデシュは長きにわたって取り組んできた。バングラデシュ政府観光局によると、ミャンマーは近年これを成し遂げたという。

バングラデシュは2016年を「観光年」としたが、これを1年間延長した。

The Daily Star Mar 01 2017
http://www.thedailystar.net/business/bangladesh-enters-cruise-tourism-1368913
翻訳:長谷川
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