4Gサービス提供準備

4Gサービス提供準備
携帯電話各社はバングラデシュ通信規制委員会(BTRC)の承認後、すぐに第4世代(4G)データ通信サービスを展開できるよう準備を進めている。

グラミンフォン、ロビ、バングラリンクの上位3社は技術パートナーと協力し、数カ月前、ネットワーク試験を実施した。アップロード及びダウンロード速度で50~100Mbpsという結果だった。これは現行の3G回線よりはるかに速い数字だ。

別の技術ベンダーは各キャリアやBTRCとともに、4G回線の別の帯域利用方法について試験を行っている。

ロビはSIMカードの4G対応化に乗り出し、4G免許の受領後、すぐに国内でサービスを立ち上げる予定だ。

バングラリンクもSIMカードの4G対応化のため、BTRCに認可を求めている。

グラミンフォンは昨年時点で、4Gサービスを展開する準備ができていると発表した。同社は3G対応基地局約1万1千カ所を設置しており、これらの基地局全てで4Gサービスの提供ができるという。

昨年から準備をしていた市場プレイヤーは、BTRCの急激な動きを受けて勢いづいた。BTRCは4G免許の授与についてガイドラインを制定中で、サービスに対して競売を実施する。

BTRCのシャージャハン・マームード会長によれば、関係各局は制定作業を進めており、今月第2週にはガイドラインを提示できるという。

また現在3G免許を保有するキャリアは全て、4G免許の獲得適格者であると話した。

先日通信局で行われた会合では、情報通信技術(ICT)問題首相顧問のサジーブ・ワゼド・ジョイ氏がBTRCや通信局に対し、出来る限り早期に4Gサービスを導入するよう指示した。

グラミンフォンはまだBTRCから正式な指示を受けていないという。
「サービスの質の面で、技術の中立性が考慮されることを願っています」
同社最高業務責任者のマームード・ホサイン氏は話した。

バングラリンク経営責任者のエリク・アース氏は、4Gサービスはデジタル変換規約の集大成で、BTRCによる周波数帯中立の決定を歓迎するという。
「我々は規制委員会に対し、周波数帯を利用可能にするよう要請しました」

バングラリンクは国内の周波数帯とネットワークの拡張への投資のため、電波塔を売却する許可をBTRCに求めたという。

「既に技術パートナーの1社が、我々のネットワーク内で4G試験を成功させています」
アース氏は補足した。

一方、ロビは全てのSIMカードを4G対応に切り替えるため、ソーシャルメディア上でキャンペーンを立ち上げた。利用者はSIM1個につき100タカ(144円)で交換できる。

ロビは4Gサービスの導入に意欲的だが、経済側の準備がまだ整っていない。サービスの中心となる光ファイバーケーブル接続には大きな格差があると幹部は話した。

BTRCは2013年に行われた3G周波数帯の入札で、周波数帯1メガヘルツにつき、2100万ドル(24.1億円)で売却した。4Gサービスの最低価格は1メガヘルツにつき、2500万ドル(28.7億円)程度になるだろうと、BTRC職員は話した。

現在バングラデシュには約6630万人のモバイルインターネット利用者が存在し、このうち3千万人は3Gサービスを利用している。

The Daily Star Mar 09 2017
http://www.thedailystar.net/business/telecom/telcos-getting-ready-launch-4g-services-1372996
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #携帯電話