もしもあなたがバイク乗りなら、ハーレーダビッドソンやドゥカティのようなバイクのオーナーになることを夢見るかもしれない。だがそれは殆ど空想に過ぎない。なぜならそんなバイクは高価であり、おまけに政府はエンジン排気量を150ccに制限しているからだ。
だが夢をあきらめてはいけない。1600ccのハーレーのオーナーにはなれないかもしれないが、あなたが持っている125ccや150ccのオートバイの見た目をハーレーのようにすることはできるのだ。
"モトカフェ"へようこそ。ダッカ(Dhaka)のナビスコ交差点に位置するこの場所では素晴らしい改造ができる。あなたのバイクの見た目を、思い描く通りにカスタマイズできるのだ。その筋の人が"バイク乗りによる、バイク乗りのための場所"と呼ぶのももっともなことだ。
モトカフェはバングラデシュのバイク改造店の草分け的存在だ。ここではごく普通のバイクをボバーやチョッパーにするなど、様々な改造ができる。
カフェではバイクを改造したり、他のバイク乗りと雑談をしたり、コミュニティに加わって最新流行や改造アイデアについて語り合うことができる。
モトカフェの中心的な特徴は、バイク愛好家向けの"ワンストップ"サービス施設であることだと、経営者のファーラン・イムティアズさんは指摘する。
「最初にバイクを改造した時は、(改造を完成させるため)様々なメカニックの所に行かなければなりませんでした」と、ファーランさんは話す。多くの時間とお金、労力を費やしたという。
「だから皆で改造のアイデアを共有でき、1カ所であらゆるサポートを受けられるような場所を作ろうと考えました」
「他の国にはバイク乗り向けのラウンジがあり、そこに集まって友人たちと自分のバイクを組み立てます。そこではあらゆる助けを得られます。バングラデシュにはそのような場所がありませんでした」
バングラデシュでカスタム改造することは、とてもお金がかかる。
モトカフェは費用の解決方法を与えてくれる。"一人一人に合ったコートを仕立てる"精神のもと、それぞれの予算や改造プランから出発し、バランスの取れた方法を提案する。
予算が非常に少ない場合、改造には安価な製品を利用し、一方で出来上がりが安っぽく見えないようにしてくれる。モトカフェはこれまで5千タカ(7224円)から12万タカ(17.34万円)まで、様々な予算で改造を実施してきた。
The Daily Star Mar 10 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/mundane-magnificent-1373635
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #オートバイ
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