政府はコックスバザール(Cox's Bazar)ビーチやブラマプトラ川の砂から鉱物を取り出すという新たな計画を立てた。これらの鉱物は外国で大きな需要がある。
プロジェクトは7.3億タカ(10.1億円)の規模で、すでに昨21日の国家経済会議実行委員会(Ecnec)で承認された。
計画省の提案によれば、コックスバザールビーチには2100万トン、ブラマプトラ川流域には500万トンの価値ある微細重鉱物が堆積しているという。
資源・鉱物学・金属学研究所(IMMM)鉱物学部門の調査で、ブラマプトラ川の砂には鉄やチタンを含有する磁鉄鉱やイルメナイトが含まれていることが判明した。
これらの金属には国際市場で大きな需要があるという。
現時点で米国、メキシコ、エジプト、インドが海岸や川の砂から鉱物を試掘している。
バングラデシュの社会経済的発展には、鉱物資源やそれらの加工に関する更なる研究が必要だ。このため、プロジェクトの一環としてジョイプールハット(Joypurhat)にあるIMMMには鉱物加工所が作られる。
施設には然るべき人員を配備し、外国のコンサルタントを雇用し、最新機械を設置する。
昨日の会議では、政府の中等学校を改善する464億タカ(647億円)のプロジェクトも承認された。土地の開発や323校の新設、現存する125校の増築が行われる。
それとは別に、コンピュータや科学実験室を完備した"スマート教室"も設置する。
教育部門ではこれとは別に110.5億タカ(153.8億円)のプロジェクトが承認された。このプロジェクトにより、県郡レベルの200の政府カレッジで科学教育設備が拡充される。
輸出入の促進を目的とする、ジョソール(Jessore)-ベナポール(Benapole)間幹線道路の拡張プロジェクト(32.9億タカ:45.8億円)も承認された。ベナポールはインドとバングラデシュを接続する主要な陸港のひとつだ。
The Daily Star Mar 22 2017
http://www.thedailystar.net/business/govt-takes-tk-73cr-project-extract-minerals-beach-1379389
翻訳:長谷川
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