ヒマワリはどんな風景にも喜びを与える。バングラデシュ南部、ピロジプール(Pirojpur)のヒマワリ畑も県内を明るくする。美しいだけでなく、農家に利益をもたらすのだ。
「1ビガ(面積単位:1/3~1エーカー。1エーカーがおよそサッカーグラウンド1つ分)のヒマワリ畑からおよそ1万タカ(1万4千円)得ることができます」
3年ほどヒマワリを栽培する、ナジルプール(Nazirpur)郡ラグナスプール村のアムリャ・ランジョン・モンダルさんはいう。
「ヒマワリはそんなに水を必要としないので、育てるのはさほど難しくありません。唯一リスクがあるとすれば自然災害です。ヒマワリオイルは健康によく、欲しがる人が大勢います。私も家で使ってますよ」と、同じ村の生産者キショル・モンダルさん。
ヒマワリから油を搾ることは他の作物より簡単だと生産者たちは口にする。
アマン稲収穫後の圃場をそのまま使うことができるヒマワリは、生産者に特別な収入をもたらす。12月に種まきをしたヒマワリは4月の終わりに種の収穫時期を迎える。
「私たちは稲同様、ヒマワリから利益を上げることができます」
ナジルプール郡シェクマティアの生産者モジボール・シェイクさんはいう。
農業振興局によると、ピロジプール県では178ヘクタールでヒマワリが栽培されているが、特にマスバリア(Mathbaria)とナジプール郡で多く栽培されているという。
ヒマワリの種を無料で提供するなど、これまで様々なNGOがヒマワリ栽培を奨励してきた。だが今年から生産者たちはどんな支援を受けず、初めて独力で栽培に取り組んでいる。
バングラデシュ/The Daily Star Mar 23 2017
http://www.thedailystar.net/country/sunflowers-brighten-fields-farmers-lives-pirojpur-1379833
翻訳:吉本
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