南アジア6カ国にサービスを提供する地域共同衛星で“南アジア衛星”の提案を受けたバングラデシュは、本日、インドと契約を結ぶ予定だ。
バングラデシュ通信委員会(BTRC)のシャジャハン・モハムード会長は、バングラデシュは衛星の8つの中継装置の1つを使用できるようになるため、この契約で利益が生まれることに期待を示した。
インドはまもなく衛星を打ち上げ、ブータン、ネパール、スリランカ、モルディブなど近隣諸国も計画に加わる予定だ。
バングラデシュとインドは既に最終合意に達していると、会長は補足した。
インド高等弁務官ハーシュ・ヴァルダハン・シュリングラ氏とモハムード会長が契約を結ぶ。シャハリアル・アラム外務担当国務相も調印式に出席する。
モハムード会長はこの衛星は商業的、技術的に(バングラデシュが打上げ予定の)“ボンゴボンドゥ-1”衛星に影響を与えないと話した。
「むしろ我々の衛星のバックアップとなります」
政府は今年12月16日に“ボンゴボンドゥ-1”を打ち上げる予定だ。すでに衛星構築の約70%が完了した。
まもなく地上装置の建設作業も完了する。
インドのナレンドラ・モデイ首相は2014年11月、南アジア衛星の構想を提起していた。
当初の計画ではサーク(Saarc:南アジア地域協力連合)衛星と呼ばれていたが、アフガニスタンとパキスタンがプロジェクトから抜けたことで、南アジア衛星と改名された。
インドは電話通信や遠隔医療を含む様々な分野での6カ国の利益のため、衛星を設計し、建設し、打ち上げ、維持する。
南アジアサ衛星の寿命は12年で、わずか8つの中継装置でサーク(Saarc)地域をカバーする予定だ。
バングラデシュ/The Daily Star Mar 23 2017
http://www.thedailystar.net/business/dhaka-delhi-sign-satellite-deal-today-1379890
翻訳:藤重
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