ビスケット市場急成長

ビスケット市場急成長
消費者にビスケットが急速に浸透し、市場は年に15%成長することが可能だと、業界関係者は話した。

ビスケット市場は現在500-600億タカ(688-825億円)に達し、有名ブランドが大きなシェアを占めている。

「消費者が衛生的に調理した食品を求めていることを主な理由として、ビスケット市場は成長しています。今後10ー15年間、同じペースで成長することが予測できます」
ビスケット市場のリーダー“オリンピックインダストリー”のクアジ・トウヒドッザマン総務部長は話す。

ブランドビスケットの年間市場は300億タカ(413億円)に届こうとしている。当初、市場は小さなパン屋によって支配されていた。だが企業がオートメーション化を図り、消費者が低価格で様々な高品質食品を探していることで、大きく成長してきた。

低中所得層や中所得層の需要の高まりに励まされ、ここ数年、多くの大企業が参入した。複数の老舗企業も生産能力を拡大させている。

最近、リーディシャ食品飲料やコヒヌール化学の関連会社が、国内市場に参入する計画を発表した。

現在、100社のオートメーション化や準オートメーション化したパン屋を含む、パン・焼き菓子食品メーカー5千社が、ビスケット市場に参入している。大企業の中には完全オートメーションで製造しているところもある。
バングラデシュ自動ビスケット&パン製造業者協会のMd ・シャヒクル・ラーマン・ブイヤン会長は話した。

「かつてパンは手作業でしたが、そんな時代はもう終わりました。今はオートメーション化の時代なのです」
8-10年前、大企業は焼き菓子市場にほとんど関心を持たなかったと、トウヒドッザマン総務部長は話す。

食品の質を改善し、価格を安く抑えることで、国内企業は消費者の信頼を得てきたと業界関係者。その結果、インドやマレーシア、インドネシアからの輸入製品を遠ざけ、自らの地位を保ってきた。国内メーカーは現在、ビスケット需要の90ー95%を満たしている。メーカーによると、そのうちの何社かは輸出もしているという。
デンマーク食品のMd・シャヒクル・イスラム貿易マーケティング・流通部長は、市民の購買能力が高まり、需要の増加に繋がったと話す。
「ビスケットは家庭やオフィスでゲストをもてなす一般的なお菓子です。パッケージしてあるため、持ち運びにも便利です。高い需要の背後にはイノベーションもあります」

「様々な種類のビスケットの導入もまた、消費者の支持を集めています」
トウヒドッザマン総務部長は話した。

バングラデシュ/The Daily Star Mar 27 2017
http://www.thedailystar.net/business/biscuit-market-grows-fast-demand-rises-1381864
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #ビスケット