独立記念日を祝う

独立記念日を祝う
昨26日、47回目となる独立建国記念日が祝われた。国内から過激派を根絶し、貧困の無い幸福な"黄金のベンガル"を実現する決意を新たにした。

国内の様々な団体が行事を開催し、1971年の独立戦争の犠牲者や兵役経験者に敬意を表すとともに、追悼の意を表した。

26日朝、アブドゥル・ハミド大統領とシェイク・ハシナ首相はシャバール(Savar)にある記念碑で献花を行い、犠牲者へ敬意を表した。

午前5時57分、ハミド大統領が最初に記念碑へ献花を行い、ハシナ首相が続いた。

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ハミド大統領とハシナ首相は献花の後、黙祷をささげ、独立戦争の犠牲者に思いを巡らせた。

バングラデシュ陸海空軍の精鋭部隊が埋葬ラッパを奏でた。

議長のシリン・シャルミン・チョウドリー博士や大臣、顧問、南北ダッカ(Dhaka)市長、議員、三軍の長、自由戦士、外交官、文官や軍の役人が式典に出席した。

ハシナ首相は党首を務めるアワミ連盟の幹部に守られながら、党代表として記念碑に献花を行った。

ハシナ首相は記念碑を離れた後、ダッカのダンモンディ(Dhanmondi)にあるボンゴボンドゥ記念博物館正面に飾られているムジブル・ラーマンの壁画に献花を行い、建国の父に追悼の意を表した。

ハシナ首相は黙とうを捧げ、独立の礎を築いた建国の父に心からの敬意を表した。

アワミ連盟諮問委員会のアミル・ホサイン・アム氏、トファイル・アーメド氏、幹部会のベグム・モティア・チョウドリー氏、支持者のサハラ・カトゥン氏、技師のモシャラフ・ホサイン氏、アブドゥール・ラッザク教授、アワミ連盟事務局長のオバイドゥル・カデル氏、カムルル・イスラム食糧相、ジャハンギール・カビル・ナナク事務副次官を始めとする面々が立ち会った。

議長のシリン教授、ファズレ・ラッビ・ミア副議長も建国の父に花を捧げた。

この日の朝、ビル・シュレシュト(バングラデシュにおける軍の最高勲章)受賞者の家族や自由戦士、外交団のメンバー、各政党のリーダー、社会団体や文化団体、そして様々な階級の人々も記念碑へ献花を行った。

ボンゴボンドゥ国立競技場では独立建国記念少年少女集会が開催された。

ハシナ首相は集会に出席し、この国の未来を担うリーダーとしてふさわしい道徳心と誠実さを備えた世代を育てるため、協力して取り組むよう保護者や教員に訴えた。

生徒たちのよく訓練された行進にハシナ首相は敬礼した。さらに生徒たちが作った独立戦争に関する展示物を楽しんだ。

国立競技場の展示室はムジブル・ラーマンや4人の国家指導者、ビル・シュレシュト受賞者やハシナ首相の写真、そしてバングラデシュの自然の美で飾られた。

ハシナ首相は全ての自由戦士と挨拶を交わした。

また例年同様、モハマドプール(Mohammadpur)のガズナビ通りにある戦争被害者・負傷自由戦士リハビリテーションセンターで、負傷した自由戦士らに花や果物、砂糖菓子を贈った。

毎年3月26日になると、バングラデシュ史上、最も暗く悲劇的な出来事が思い起こされる。1971年3月25日の夜、9カ月にわたる血の試練が始まり、多くの血が流れた。そして12月16日、待望の独立が成った。

1970年の選挙でアワミ連盟が大勝したことで、当時のパキスタンの紛れもなきリーダーとなったボンゴボンドゥことシェイク・ムジブル・ラーマンは、軍の取り締まりの後、1971年3月26日にバングラデシュ独立を宣言した。

さらに、パキスタン占領軍に対する強固な抵抗を呼びかけた。独立宣言した夜、パキスタン軍事政権はベンガル人によるこの正当な動きを阻止するため彼を逮捕した。

パキスタン軍はムジブル・ラーマンを西パキスタンに連行し、独立戦争中の9カ月間にわたって牢に閉じ込めた。

1971年12月16日、パキスタン占領軍の降伏によりバングラデシュは主権を有する独立国の地位を得た。占領軍は戦争中の9カ月間、国内で300万人の罪なきベンガル人を殺害し、20万人のベンガル女性に残虐行為を行い、数十万の住居を焼き払った。

独立記念日の前日、ハミド大統領とハシナ首相はそれぞれメッセージを出し、独立戦争の精神を受け継ぎ、祖国に命を捧げた自由戦士たちの夢を実現するよう国民に呼びかけた。

独立記念日は祝日になっている。

政府や民間の建物には国旗が掲揚され、通りや市内の主要な交差点は国旗や色とりどりの小さな旗や花綱で飾られる。

国内日刊紙は号外を発行し、バングラデシュベタル(国営ラジオ局)やバングラデシュテレビジョン、民間ラジオ局やテレビ局は特別番組を放送してこの日の持つ意義を伝える。

モスクや寺院、教会、その他の礼拝所では建国の父や4人の国家指導者、独立戦争の犠牲者、そして国を愛する全ての人々の魂の永遠の安らぎを願い、神の加護を求める特別な祈祷が捧げられた。

この日の朝、野党バングラデシュ民族主義党党首のカレダ・ジア氏も記念碑に献花を行い、犠牲者へ敬意を表した。

午前中、ダッカ大学のAAMS・アレフィン・シッディク副総長が率いる教職員や生徒の一団が献花を行った。

The Daily Star Mar 27 2017
http://www.thedailystar.net/frontpage/independence-day-celebrated-1381873
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #独立記念日 #建国記念日