天然繊維で作られた製品の輸出を増やすため、繊維・ジュート省は232種類の様々なジュート製品をリストアップした。
リストはすでに財務省に送付されたと、同省のナシマ・ベグム共同秘書官は話した。
2016年6月、繊維・ジュート省は、ジュート商品を多様化するための委員会を組織し、20%の輸出補助金の資格を得るための製品リストを作成した。
そして、ショッピングバッグ、カーテン、クッションカバー、枕カバー、ソファーカバー、テーブルマット、花瓶、収納庫、屋内外の園芸用品、靴のようなライフスタイル製品を含むリストを完成させた。
「これらの製品が資格を得られることを願っています。多くの生産者が多様なジュート製品リストやその定義がわからないことで、金銭的インセンティブを受け取る際、問題に直面しています」
ジュート多様化促進センター(JDPC)の執行取締役でもあるナジマ氏は話した。
輸出業者が利益を得るには、彼らの製品が多様なジュート商品であるという証明書をJDPCから受ける必要がある。
「私たちは製品リストが輸出の拡大を促進することを期待しています。輸出業者が利益を得るため、政府に通知するよう促します」
バングラデシュジュート多様化製品製造・輸出業者協会のMd・ラシェドゥル・カリム会長は話した。
輸出補助金の資格を得ることで、バングラデシュの輸出業者は世界市場での競争力を高めることになるだろう。
製造コスト高騰により、バングラデシュの多様なジュート製品生産者は世界市場でライバルインドとの厳しい競争に直面しなければならなかった。
これが国内生産者が世界市場で利益を得る妨げになっているとカリム会長。ショッピングバッグの年間需要は世界で5千億枚に達するという。
「ジュート製品には巨大な市場があります」
天然繊維由来の製品市場は、毎年5~7%増えているとカリム会長はいう。こんな明るい見通しがあるにもかかわらず、多様なジュート製品はこれまで政策担当者からほとんど注目を集めてこなかった。
「しかし最近は政府による動きに変化があり、状況が変わりつつあります。私たちは調査と開発を重視しなければなりません」
カリム会長は、環境に配慮した製品や環境に優しい商品への借り換え制度に多様なジュート製品を組み入れるよう、バングラデシュ銀行に強く求めた
近年、需要の増加に伴い、多様なジュート商品の輸出は伸びているという。
2010~11年度、ジュート商品の輸出は30億タカ(約41億円)の利益をもたらしたが、2015~16年度は70億タカ(約96億円)に急上昇したと、カリム会長は補足した。
バングラデシュ/The Daily Star Apl 02 2017
http://www.thedailystar.net/business/govt-moves-boost-exports-diversified-jute-products-1384924
翻訳:藤重
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