スウェーデンとデンマークの支援を得て国際労働機関(ILO)が提供する研修を通じて、バングラデシュ政府の職場協力や苦情処理する能力は高まっていくだろう。
ダッカで昨日、労働局(DoL)と産業関係機関(IRI)の公務員30名を集めて5日間の研修プログラムが始まった。
研修はダッカのアマリホテルで行われている。
初期研修は職場協力に焦点を当て、その後団体交渉と苦情処理研修を行うと、ILOは声明で述べた。
研修を受けたマスタートレーナーは、バングラデシュ衣服製造・輸出業者協会とバングラデシュのニット製造・輸出業者協会が提供した54の試験工場のうち、組合を持たない34工場での職場協力計画策定を支援する。
プログラムにIRIを含めることで、DoLの研修能力も強化されるだろう。
「研修は、バングラデシュに明るい社会を作り上げるための第一歩です」
ILOバングラデシュのガガン・ラジブハンダリ副所長は話す。
そしてDoLとIRIの能力を強化することで、雇用者、労働者から収益を得るバングラデシュの労使関係環境の構築に役立つだろうと補足した。
研修プログラムはILOの国際研修センターの支援を受けて開発された。
これはILOの“バングラデシュRMGセクターにおける社会的対話と調和のとれた労使関係の改善”プロジェクトで、最初に開催されるものだ。
2016年12月、バングラデシュ政府と協力して発足したこの戦略は、紛争を防ぎ、前向きに解決する手段として、雇用者と労働者間の対話メカニズムを開発することを目指している。
バングラデシュ/The Daily Star Apl 04 2017
http://www.thedailystar.net/business/ilos-training-starts-dhaka-support-workplace-cooperation-1385860
翻訳:藤重
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