竜巻で1人死亡30人怪我

竜巻で1人死亡30人怪我
月曜日夜、フォリドプール(Faridpur)県サダー郡とパブナ県スジャナゴル(Sujanagar)郡を竜巻が襲い、男性1人が死亡、30人が負傷した。

2県ではこの竜巻により、農作物や樹木とともに1千軒以上の家屋が被害を受けた。

フォリドプール県ではサダー郡4ユニオン12村を竜巻が襲い、1人が死亡、農作物と共に700軒以上の家屋が影響を受けたと特派員は報告した。

亡くなったのはチャンディプール村のアブドゥル・ジャリル・チョキダーさん(60歳)。

被害を受けたユニオンはマッチチャー、北チャンネル、ディクリアチャー、チャーマドゥハブディアだ。

マッチチャーの元議員ユヌス・アリさんは、竜巻が起こったあと、屋台から安全な場所へ避難しようとしたとき、ジャリルさんに木が落ちてきたという。すぐファリドプール医科大学に運ばれたが、午後8時頃、亡くなった

北チャンネルユニオンのモストファ・ホサイン・カーン議長は、ユニオンを襲った竜巻により、約600軒の家屋が壊れたと話した。

またディクリアチャーチャーユニオンでは40家屋が、マドゥハブディアユニオンでは100家屋以上が壊れたという。

ファリドプール農業振興局のGM・アブドゥル・ロウフ局長は、北チャンネルユニオンの50ヘクタールのタマネギ種子畑、59ヘクタールのバナナ畑、62ヘクタールのトウモロコシ畑が雹を伴う竜巻で台無しになったと話した。

パブナ県スジャナゴル郡の5村では、竜巻の通過に伴い、30人が負傷し、400以上の家屋が壊れたと、特派員は報告した。

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竜巻は樹木にも影響を及ぼした。

スジャナゴルのシャクワハット・ホサイン行政官(UNO)は、午後6時半頃、オーメドプールユニオンチャルゴビンドプール村やボドンプール村、チナクオラ村、ドゥライ村、ドゥラルユニオンのチャードゥラル村を竜巻が15分ほど襲ったと話す。

どのくらい家屋が壊れているかは確認できなかった。だが300軒以上の家屋や多くの樹木が竜巻の影響を受けただろうという。

30人の負傷者のうち、チャルゴビンドプールのハリマ・カツンさん(35歳)はラジシャヒ医科大学病院で治療を受け、9人がスジャナゴール郡健康複合施設に入院した。

ダッカーパブナ高速道路では、数百本の木が道路に横たわったため、車の動きが2時間ほど混乱した。

「嵐が始まったとき、家畜を助けるためここに駆けつけました。その時、家が嵐に襲われているのを見たのです」
最も被害の大きかったチャーゴビンドプール村のアッカス・アリは話す。15分ほどの嵐で家族はホームレスになってしまったという。

「全ての家屋が壊れたので、村の中に避難場所はありません」
今は露天で暮らしているが、食料供給も不十分だとアッカスさんは主張する。

シャクワハットUNOはデイリースターに対し、郡や県の行政当局は被害を受けた村のために働いているという。

「200世帯の被害家族に米20キロ、1千タカ(1381円)、乾燥食料などをすでに配給しました」

救援活動は継続している。犠牲者は復旧のため、支援を受けられるようになるだろうと、UNOは補足した。

バングラデシュ/The Daily Star Apr 05 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/1-killed-30-injured-tornado-1386493
翻訳:吉本
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