政府はスーパーコンピュータを購入して重要データを分析し、デジタル化の恩恵を最大限に受け取る。ジュナイト・アーメド・パラク情報通信技術(ICT)担当国務相が明らかにした。
スーパーコンピュータはとてつもなく速い処理速度を備えた高性能の計算機で、大規模なデータベース処理や大量計算が必要になるアプリケーションに用いられる。例えばジュートの遺伝子配列を分析するため、バングラデシュの研究者がマレーシアでスーパーコンピュータを使用したことがある。
先日ハオール(低湿地帯)で発生した洪水を受け、バングラデシュ気象局でスーパーコンピュータの需要が生じた。
「スーパーコンピュータがあれば、災害よりずっと前にデータ分析することで洪水から逃れられたかもしれません。数百億タカの価値のある財産を守る助けとなるでしょう」
国務相は9日にダッカ(Dhaka)で開かれたプログラムの中で話した。
国内にはスーパーコンピュータが無いため、必要に迫られた時はマレーシアや先進国へ行く必要がある。
「我々はデジタル化のためにスーパーコンピュータを必要としています。究極的には我々の資産やお金を守ってくれるでしょう」
国務相は間もなく購入する予定だと補足した。
スーパーコンピュータはサーバー機器の製造を得意とする中国のIT企業インスパーから購入する予定だ。
ICT局はインスパーに対し、スーパーコンピュータの費用や投資収益の分配を持ちかけた。
担当者によれば、同局はバングラデシュ原子エネルギー委員会や他の官公庁も巻き込んでいくという。
The Daily Star May 11 2017
http://www.thedailystar.net/business/bangladesh-buy-supercomputer-palak-1403839
翻訳：長谷川
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