バングラデシュが持つ世界クラスのジュートを加工することで、環境に優しい紙やビスコース(人絹、セロファンの原料)を作ることができる。昨13日に開催されたセミナーで専門家が発表した。
バングラデシュジュート研究所技術責任者のアサドゥッザマン博士は、ダッカ商工会議所(DCCI)が主催した"ジュートから環境に優しいパルプや紙を作る"セミナーで講演した。
2021年にはビスコースの世界市場が160億ドル(1.81兆円)を突破すると予測され、政府はビスコース加工プラントの建設を計画しているという。
DCCIのアブル・カセム・カーン会長によれば、バングラデシュは年間500~600トンのパルプ、金額にして6億ドル(680億円)相当を輸入しているという。
博士は"黄金の繊維"を復活させ、製紙の需要を充足するよう訴えた。
ミルザ・アザム繊維・ジュート担当国務相は、民間がパルプやビスコースを用いる紙や織物工場の建設に興味を持つなら、バングラデシュジュート工場組合(BJMC)は用地を提供することができると保証した。
The Daily Star May 14 2017
http://www.thedailystar.net/city/eco-friendly-paper-can-be-processed-bangladesh-jute-1405015
翻訳:長谷川
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