国内の若年失業者数は260万人まで増加した。男女とも同率だ。
2013年時点の国内失業者数は合計259万人だった。
雇用に関するこの状況は、バングラデシュ統計局(BBS)が3カ月ごとに実施した"2015-16会計年度雇用調査報告"で明らかとなった。
BBSは28日、首都ダッカ(Dhaka)のアガルガオンで行われた会議でこの調査報告を発表した。
調査報告では、失業者数は国際労働機関(ILO)の労働基準に基づき一定の数字を保っているとされる。
ILOでは、1日あたり1時間以上の仕事を得ていない若年者を失業者とみなす。
調査報告は、高学歴の若年者は失業率が高いとしている。現在国内では学士と学部生の9%が失業状態だ。
一方、正式な教育を受けていない層の失業率は2.2%と、教育を受けた層に比べはるかに低く、就職の点では優位に立っている。
また、15~24歳の年齢層では10%の若年者が失業中だという。
現在の国内就業者数は5950万人で、2013年時点の5810万人から増加している。
調査報告では、2014年1月から2015年7月にかけて、140万人もの人々が職を得たと補足する。
調査結果に関する討論会には、ダッカ大学のバルカト・エ・コダ教授(経済学)とバングラデシュ開発研究所(BIDS)のルシダン・イスラム・ラーマン研究主任が参加した。
バルカト教授によれば、労働市場には毎年100万人以上の若年者が参入しているという。
ルシダン氏は、女性の労働市場への参加はこの数年間で拡大したものの、まだ満足のできる数字ではないと話す。女性従業員数は増えているものの、就業者全体の3分の1にすぎないと補足した。
バングラデシュ/Prothom Alo May 28 2017
http://en.prothom-alo.com/youth/news/149463/9-pc-graduates-undergraduates-unemployed-BBS
翻訳:長谷川
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