経済関係局(ERD)はバングラデシュ政府に対し、食糧安全保障や農業、栄養不良の分野で注目すべき実績を上げるため、米国際開発局(USAID)の取り組み"フィード・ザ・フューチャー"に2017年からさらに5年間参加するよう勧告した。
ERDは財務相に提出した要約の中で、米国はバングラデシュに対してこの取り組みの世界食糧安全保障戦略に加わるよう促すとともに、今月末までに12の参加国の名前を告知することを明らかにしたと述べた。
USAIDはバングラデシュ国内で2011年からこの取り組みを実施している。
USAIDは米の生産や多様化の成長可能性が最も高い地域、高価値の農作物生産を優先する地域、貧困や栄養不良の状況が深刻な地域への投資に的を絞ったという。
USAIDウェブサイトによれば、バングラデシュ国内の対象地域には2700万人が暮らしているという。対象地域には水資源不足や海面上昇、過度の衝撃や気象パターンの変動に対する脆弱性により、食糧安全保障や栄養状態に関して大きな課題がある。
この取り組みで220万人の農家を支援し、51万2千ヘクタールの土地に新しい技術を取り入れるようにしたという。
さらに、農産品の売上額が1億4600万ドル(161億1212万円)増加し、75万ドル(8276万円)の民間投資を新たに誘致し、5歳未満の子ども100万人の栄養摂取状況が改善されたという。
バングラデシュニュース/The Daliy Star Jun 14 2017
http://www.thedailystar.net/business/bangladesh-may-continue-taking-part-usaids-food-security-initiative-1419778
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #食糧安全保障 #栄養状態
関連