ミャンマー難民は27万6千人

昨年末、バングラデシュ国内に逃れてきたミャンマー避難民は前年の45万1800人より増え、49万300人だった。現在、これまでで最大の27万6200人の避難民が国内にいると、新たに発表した国際報告書は述べている。

今日の世界難民デーに合わせてUNHCR(国際連合難民高等弁務官事務所)が昨日発表した報告書によれば、27万6200人の避難民のうち、24万3千人が難民のような状況にあるという。

一方、バングラデシュ政府は避難民は30万?50万人と推定している。

ミャンマー難民が多い国には他にタイ(10万2600人)、マレーシア(8万7千人)、インド(1万5600人)だと、報告書は記す。

世界中で起こる戦争や暴力や迫害が、これまで以上に多くの人を難民にしているという。


昨年、強制的に移住させられた人は世界に6560万人いて、これは前年より30万人以上増えていると、移動状態に対する国連組織の年次調査、UNHCRの世界トレンド報告書は記す。

この数字は世界中で保護を必要とする人が膨大にいることを示している。

6560万人という数字は、2250万人の難民を含む3つの重要な要素から成っている。

「これは容認できない数字です。これらを防ぎ、解決するという共通の目的がこれまで以上に重要になっています。解決に向けて取り組んでいる間、難民や亡命希望者が適切に保護され、ケアすることを保証することが大事です」
フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は話す。

「私たちはこれらの人々の状況を解決しなければなりません。紛争がある世界にとって必要なのは恐怖ではなく、決意と勇気です」

報告書は、特定の新しい変化が高いままであることを発見した。

強制移住させられた6560万人のうち1030万人は昨年移住し、そのうち2/3(690万人)は自国内に逃れた。これは3秒ごとに1人ずつ移住することに相当する。

同時に、難民と国内避難民の帰還や第三国への定住など、2016年は改善の見通しも得られた。37カ国が18万9300人の難民を受け入れた。

理想的な状況は少なく、不確実な見通しにさらされながらも、その他におよそ50万人の難民が帰国でき、650万人の国内避難民が元の場所へ帰った。

2016年末、世界の難民の84%は低ー中所得国出身者で、3人に1人は最貧国出身者だった。

この巨大な不均衡は難民受け入れに関して国際的コンセンサスが欠けていることや、多くの貧困国が紛争地域に接近していることなど、いくつかのことを反映している。

また、難民や国内避難民を支援する国やコミュニティがあるかないかが、人道的な救命をもたらすか、二次的な移動に繋がるかの結果に結びつくことを示している。

最大の難民国はシリアで、国内避難民や海外に逃げた亡命者が人口の2/3、1200万人いる。

UNHCRは自身と、パートナーであるインターナル移動監視センター、政府から受け取ったデータに基づき、毎年世界トレンド報告書を作成している。

バングラデシュニュース/The Daily Star Jun 20 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/276200-myanmar-refugees-bangladesh-1422775
翻訳:吉本
#バングラデシュ #難民 #国際連合難民高等弁務官事務所