昨日、北ダッカ市(DNCC)のアニスル・ハック市長は市当局の手が及ばない地区で蚊が繁殖している可能性があると話し、蚊の脅威を防御できないことを謝罪した。
市長は2017年-18年度の予算案に関する記者会見の中で、市は蚊問題から市民を守るため、毎年対策費を増やしていると強調した。
市は予算案で、蚊との闘いに2億タカ(2.7億円)を割り当てた。
昨年、DNCCは蚊対策に2.325億タカ(3.2億円)の予算案を提示したが、割り当てることはできなかった。殺虫剤や殺菌剤、噴霧器に1.685億タカ(2.3億円)を使っただけだ。
保健福祉局(DGHS)の管理室によると、1月1日から6月15日までに378例のデング熱が報告されたという。
当時、疫学・疾病対策研究所では蚊を媒介して人に感染するウイルス性疾患チクングンヤ(デング熱に似た伝染病)が400例見つかった。
6月1日からチクングンヤの症例記録を始めたDGHSは、6月15日までに228件の報告を受けたという。
ウットラ9、モドホバッダ、グルシャン1、ラルマティア、パラビ、モグバザール、チョードハリパラ、ラムプラ、テジガオ、ボナニは、チクングンヤやデング熱を媒介するヒトスジシマ(Aedes)蚊がより多く存在する。
DNCCのブリグ・ゲン・SMM・サレー・ブイヤン保健官長は質問に対し、蚊と闘うため、十分な殺虫剤や殺菌剤や噴霧器を購入したと答えた。
バシュンダラ住居地区など、市が殺虫剤を散布できなかった複数の地区があり、このため、計画は完璧ではなかったと市長は補足した。
市長は解決策についての質問に対し、より多くの噴霧器を購入すると答えたが、具体的な計画には触れなかった。
昨年同様、DNCCは道路や交通インフラの維持管理に27.8億タカ(38億円)の最大配分を行った。
廃棄物管理に6億タカ(8.2億円)、土地開発に2億タカ(2.7億円)が使われる予定だ。
DNCCのメスバフル・イスラム最高経営責任者(CEO)や評議員がこのプログラムに参加した。
バングラデシュニュース/The Daily Star Jun 22 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/mosquito-may-be-breeding-areas-hard-reach-1423891
翻訳:吉本
#バングラデシュ #デング熱 #チクングンヤ #ヒトスジシマ蚊
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