月曜日、イスラム教徒最大の宗教祭典の一つイード・アル=フィトルは大いなる興奮と宗教的熱狂の中、全国各地で祝われた。
ダッカの主要道路では国旗や、ベンガル語やアラビア語で「イード、ムバラク」(イードおめでとう)と書かれた横断幕が飾られ、公共の建物はイルミネーションが施された。
病院や刑務所、児童養護施設、政府運営のホームレス福祉センターではハレの食事が提供された。国営バングラデシュテレビやバングラデシュベータ、民間テレビ局、ラジオ局は特別番組を放送した。
アブドゥル・ハミド大統領やシェイク・ハシナ首相、BNPのカレダ・ジア党首は、国民へのメッセージを発表した。
President Abdul Hamid during a reception at Bangabhaban on Eid day. Photo: PID, Star
午前10時、厳重な警備の中、キショルゴンジ(Kishoreganj)のショラキア集会場では国内最大のイード集会が開かれた。
ダッカでは午前8時半に国民集会場で開かれた。一方、国立モスクでは午前7時から10時45分まで、5回に渡って集会が開かれた。
Prime Minister Sheikh Hasina speaks with foreign diplomats at the Eid reception held at Gono Bhaban. Photo: PID, Star
アブドゥル・ハミド大統領や閣僚、議員、最高裁判所裁判官、上級政治家、市民や軍高官は国民集会場の集会に参加した。
大統領はメッセージの中で、1カ月にわたるラマダン後のイード・アル=フィトルは、純粋な満足と喜びのメッセージを人類に届けてくれると述べた。
「イードはあらゆる階級や職業の人々の間に調和や親睦、結束の絆を作ってくれます」
ハシナ首相はメッセージで、「イードは私たちに平和と共感、兄弟愛について教えてくれます」 と述べた。
A child in festive attire at Suhrawardy Udyan in Dhaka yesterday. Photo: PID, Star
警察や緊急行動隊を含む様々な法執行機関は、突発的な事件を防ぐため、全国でセキュリティ対策を強化した。
午前10時、聖地ショラキアで開かれた190回目のイード集会は空砲から始まった。
国内各地から推定20万人が国内最大のイード集会に集まった。
著名なイスラム学者モウロノ・フォルドディン・モソウド氏が中心になり、諸国の平和、発展、福祉に神聖な祝福を求めて特別な祈りを捧げた。
People enjoy a temporarily set up traditional Ferris wheel (nagordola) ride at the park. Photo: PID, STAR
昨年、集会場近くで起こった攻撃事件を背景に、政府はセキュリティ対策を強化したと、キショルゴンジ特派員はレポートした。
望まぬ事態を避けるため、会場へ入る参加者には4段階の検査が行われた。礼拝用のマットのみが持ち込むことが許された。
一方、ボリシャル(Barisal)管区の4県、ナラヤンゴンジ(Narayanganj)県、ラルモニルハット(Lalmonirhat)県の多くのイスラム教徒は、(メッカのある)サウジアラビアに従って日曜日にイードを祝った。
ボリシャル管区では1万2千世帯、5万人以上の市民が日曜日にイードを祝ったと、ボリシャル特派員はレポートした。
Eid holidaymakers throng popular tourist spot Bisnakandi in Sylhet’s Gowainghat upazila. Photo: PID, Star
ラルモニルハット県カリゴンジ(Kaliganj)郡3村では日曜日、500世帯以上のイスラム教徒が祝ったと、ラルモニルハット特派員はレポートした。
また、ナラヤンゴンジ特派員は、ナラヤンンゴンジのファトゥラー(Fatullah)でハナフィ派の200人以上の信者が日曜日にイード・アル=フィトルを祝ったとレポートした。
バングラデシュニュース/The Daily Star Jun29 2017
http://www.thedailystar.net/city/eid-ul-fitr-celebrated-1425787
翻訳:吉本
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