輸出が継続して拡大していることで、日本の大手製造業の景況感は3四半期連続で上昇し、過去3年間で最高となった。日本銀行の調査による。
日本銀行が四半期に一度、1万社以上の企業を対象に行う"短観調査報告"において、大手製造業では2014年第1四半期以来最高値となる17ポイントが記録された。
この指標は前回調査の12ポイントから上昇しており、市場による結果予測の15ポイントをも上回っている。
予想より良い短観は、順当に考えれば日本経済の再生を目指す安倍晋三首相にとって良いニュースとなるはずだ。だが、その前日、所属政党の自由民主党が東京都議会選挙で壊滅的な敗北を喫していた。
投票結果は一連のスキャンダルで支持を落とした政府に対する、現在の民衆感情の指標であるとみなされた。
安倍氏は2012年後半の選挙中、アベノミクスと名付けた成長戦略で、世界三位の経済大国日本に強固で継続的な成長をもたらすと公約し、圧倒的勝利で政権の座に就いた。
積極的な金融緩和と大規模な政府支出、経済改革を組み合わせた構想の結果、円の下落や企業収益の拡大で株式市場の回復が掻き立てられたが、より広範囲の経済に対する効果はさほど劇的なものではなかった。
バングラデシュニュース/The Daily Star Jul 04 2017
http://www.thedailystar.net/business/japan-business-confidence-hits-three-year-high-1427998
翻訳:長谷川
#ニュース #日本 #短観
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