感染した蚊によってヒトに広まるチクングンヤ病*に効果的に取り組むため、昨日、保健家族福祉省は全ての医大と公立病院に相談所を開設するよう指示した。
*アフリカ東部やアジアの一部に特有のデング熱に似た伝染病
モハンマド・ナシム保健相が指示を出し、保健サービス総局(DGHS)長官のアブル・カラム・アサド教授が全ての医大と病院に伝達した。
報道発表によると、チクングンヤ患者の苦しみを和らげるため、必要に応じて全ての病院で関節痛相談所を設置する計画も加えられたという。相談所は患者に対し、必要に応じて理学療法を行って薬を与える。このサービスは県、郡レベルの医大や病院で行われる予定だと、保健省は発表した。
7月3日、疫学・疾病管理研究所(IEDCR)に公衆衛生緊急手術センター制御室(チクングンヤ病制御室)が発足した。IEDCRの下、ワーキンググループが毎日24時間活動する態勢が整った。
チクングンヤに罹患した人や医師の質問に答えるため、24時間対応できるホットラインも設置された(番号は01937110011と01937000011)。
ザヒド・マレク保険家族福祉担当国務相は、チクングンヤは爆発的に広がっているわけではなく、ダッカ市内に限られていると強調する。
「今のところ、ダッカ市以外でチクングンヤに感染している人はいないため、流行しているとは言えないでしょう」
昨日、国務相は記者団に答えた。
病気予防のため、国民の意識を高める適切な措置を取ったと、ザヒド国務相は強調した。医者はそのための研修を受けたという。
さらに、ダッカ市行政体はチクングンヤを発生させないため、蚊の殺処分活動に乗り出さなければならないと補足した。
チクングンヤの症状は感染した蚊に刺されてから4?7日後に表れる。関節の痛みを伴う急な高熱が特徴だ。
一般的な徴候や症状には筋肉痛、頭痛、悪心、疲労、発疹がある。関節の痛みはさほどないが、通常は数日間から数週間続くという。
南ダッカ市は昨日、チクングンヤを認識してもらうため、綿密なプログラムを計画した。担当者は啓蒙活動のため、5つの教育機関の学生との意見交換会を開いた。
また、チクングンヤに関する情報を得るため、情報センターを開設した。ホットライン番号は9563507となっている。
バングラデシュニュース/The Daily Star Jul 11 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/open-help-desks-chikungunya-1431520
翻訳:吉本
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