2035年を見据えた首都ダッカ(Dhaka)の開発についての国際会議が、本日、ダッカで開催される。会議ではデリーや上海の都市開発の経験を取り上げる。
国内外の開発実践者や都市開発の専門家、高位の官庁職員が、ダッカの開発展望に関する講演を行う予定だ。
会議は"素晴らしきダッカに向けて:2035年を見据えたダッカ開発の選択肢"と題され、世界銀行が主催する。
現在の傾向だと、ダッカ居住者は2030年には3千万人を超えるだろう。この規模の都市が生産的であれば、バングラデシュ経済に莫大な貢献をもたらしてくれると世界銀行は考えている。バングラデシュが上位中所得国になれるかは、この人口の塊が上手くいくかどうかが大きく関わってくる。
ダッカの歴史の大部分は有機的なやり方で成長してきた。つまり、適切な計画が立案されず、計画されたものは満足に実施されなかった。だがダッカの東側では、南アジアの他の大都市では得られない大きな経済的機会が示されている。
会議の主題はこの機会を活かすために選ぶべき戦略について議論し、ダッカを世界で最も混沌として住みづらい都市から、ダイナミックで魅力的な都市に変身させることだ。
会議では、急速な転換を経験した世界の都市の教訓を取り入れ、専門家や実践者、戦略や実施の指導者にアイデアを求める。
世界銀行南アジアチーフエコノミストのマーティン・ラマ氏が、ダッカ東側の新たな枠組みに関する議論の場を主宰する。さらに、コンドカル・モシャラフ・ホサイン地方行政・農村開発・協同組合相が基調講演を行う。
前デリー経営責任者のシェイラ・ディクシト氏が"デリーの転換"に関する講話を、浦東(プードン)計画設計研究所前学部長のジュー・ローリン氏と前上海副市長のチョウ・キゼン氏が"浦東の奇跡"についての講話を行う。
著名な経済学者で研究者のホサイン・ジルル・ラーマン氏、南・北両ダッカ市長、総理府のカマル・アブドゥル・ナセル・チョウドリー首席秘書官、バングラデシュ計画委員会一般経済部門のシャムスル・アラム教授、バングラデシュ工科大学のシャムスル・ホック教授、オックスフォード大学のアンソニー・ヴェナブルス教授などが会議に参加する。
バングラデシュニュース/The Daily Star Jul 19 2017
http://www.thedailystar.net/frontpage/wb-conference-look-dev-options-dhaka-1435210
翻訳:長谷川
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