2時間で2キロ

2時間で2キロ
運輸労働者らによれば、ダッカ(Dhaka)・タンガイル(Tangail)間幹線道路のうち、ラスルプール(Rasulpur)及びプングリ(Pungli)の付近にあるたった2キロメートルの区間を車で通るのに2時間ほどかかるという。

現場の路面はひどい状態で、数百台の渋滞もよくあることだという。

道路はこの数か月間ボロボロの状態であるにもかかわらず、関係当局は修復を急いでいないと運輸労働者や幹線道路警察は訴える。

特派員は昨20日、その2キロメートルの区間でバスやトラックを含む数百台の車両が渋滞に巻き込まれている場面を目撃した。

運輸省道路局(RHD)が行っているパッチ修復も交通状態を悪化させている。RHDは現場で対向分流を実施しているためだ。

幹線道路警察は渋滞を緩和するべく奮闘していた。

道路の状態が悪く、ジョイデブプール(Joydevpur)・チャンドラ(Chandra)・タンガイル・エレンガ(Elenga)間道路の拡張工事が行われていることもあって、ここ数か月間は渋滞が毎日のように発生している。SM・シャヒド交通巡査は特派員に話した。

「道路にはたくさんの穴ができました。そのうちの一部は本当に大きいものです。そのせいで、道路は車での移動にほぼ使えないものになりました」
とシャヒド氏。

「道路がこの先数週間のうちにちゃんと修復されなければ、イード・アル・アドハー(犠牲祭)前には深刻な問題となるでしょう」

ラジシャヒ(Rajshahi)行きのバスを運転するマスド・ラナさんによれば、彼の車は毎日交通渋滞で数時間足止めされているという。

「毎日発生する数百台の車の列に対処することは難しくなりました。道路の状態がこれほど悪いことについて、4車線化プロジェクトの関係当局と道路局は互いに相手を批判しあっています」
タンガイル警察のサゼドゥル・イスラム交通警部補は話す。

南アジア亜地域経済協力(SASEC)の一環として実施されている、ジョイデブプール・チャンドラ・タンガイル・エレンガ間道路の4車線化プロジェクトの副責任者であるシェイク・モハマド・シャハルル・アミン技師は、自分たちはこの問題について責任はなく、この地域ではすでに数百メートルの道路工事を完了していると話した。

「道路の荒廃についての責任は道路局にあります」
アミン氏は付け加えた。

「我々は我々の責任を否定してはいません。修復工事は進んでいます」
RHDタンガイル支局のアブドゥル・ハキム技師は話す。

「継続的な豪雨は道路に大きな被害を与えるだけではなく、修復工事の妨げにもなっています」
ハキム氏はこのように話し、また大規模な開発工事(4車線化プロジェクト)が進んでいるため、今後3~4か月間でいくつかの困難が訪れることになるだろうと補足した。

バングラデシュニュース/The Daily Star Jul 21 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/two-kms-two-hours-1436419
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #道路工事 #渋滞