ビーマン・バングラデシュ航空による今年初のハッジ(聖地メッカへの巡礼)便は本日午前7時55分にハズラト・シャージャラル国際空港を出発する予定だ。
省庁筋によれば、空港にはラシェド・カーン・メノン民間航空観光相およびマティオル・ラーマン宗教相が419人の巡礼者を見送りに訪れるという。
宗教省のモハンマド・ハフィズッディン副次官が昨23日にデイリースターに語ったところによれば、近年ではハッジ便のスケジュール管理ミスや巡礼者用宿泊施設の不足、民間のハッジ業者による詐欺が多くなってきているが、今年はハッジ便を時間通りに運行させるべく万全の準備を整えたという。
また、航空相および宗教相が以前にデイリースターに明かしたところによれば、民間のハッジ代理店などが巡礼者をサウジアラビアに輸送し現地で宿泊施設を提供する際に何らかの怠慢が見られた場合には厳しい措置を取るという。
ハッジ便の円滑な運航のため、あらゆる措置が講じられた。民間のハッジ代理店が手続きを完了できず、巡礼者が一人でも便に乗れなかった場合には関係する業者が罰せられるという。
イスラム教徒にとって最大の宗教集会であるハッジは、イード・アル=アドハーと同じく9月上旬に催される。
首都ダッカ(Dhaka)にあるアシュコナ・ハッジ・キャンプの政府職員によれば、政府による管理の下ですでに3,500人以上の巡礼者がダッカのサウジアラビア大使館からビザを取得しているという。
「今年のハッジには管理ミスがない事を願います」
職員は話した。この職員は匿名を希望している。
バングラデシュハッジ代理店協会のイブラヒム・バハール会長はデイリースターに対し、民間の管理の下で6,500人以上の巡礼者がビザを取得したと明かした。
バハール氏によれば、民間ハッジ代理店のほぼ全てが宿泊施設の予約を終えており、必要な供託金をサウジアラビア当局の銀行口座に預け入れたという。
「代理店は今、巡礼者のビザや搭乗券の確認で多忙です」
とバハール氏。
今年は12万7,198人の巡礼者がハッジを行う予定だ。
バングラデシュニュース/The Daily Star Jul 24 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/hajj-flights-begin-today-1437709
翻訳:長谷川
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