モバイルアクセサリーブーム

モバイルアクセサリーブーム
スマートフォンの人気により、パワーバンク、ヘッドホン、データケーブル、メモリカード、電話機カバーなどのモバイルアクセサリー市場が急成長している。

アクセサリーなどの付属品市場は現在のモバイル市場1000億タカ(約1370億円)の少なくとも4分の1あり、急上昇していると業界関係者はいう。

alliedmarketresearch.comによると、世界のモバイルアクセサリー市場は2022年には1073億ドル(11兆8413億円)に達すると予測される。

市場の成長を促進する主な要因は、都市や地方でのスマートフォンの採用増加だ。

昨年11月に発表されたヒンドゥスタン・タイムズ紙のレポートによると、現在、インドのモバイルアクセサリー市場規模は約10億ドル(1104億円)だが、前年比20-25%の成長が見込まれているという。

「モバイル事業だけでなくアクセサリー事業にも力を入れており、この事業は本当に早く成長しています」
モバイル市場のリーダーシンフォニーの親会社、エジソン・グループのジャカリア・シャヒド社長はいう。

エジソン・グループは2012年にアクセサリー事業に進出し、中国からモバイルアクセサリーを輸入している。

ますます増える需要に対応するため、バッテリーや充電器のようなモバイルアクセサリーを組み立てる工場を立ち上げる予定だと、シャヒド社長は話した。

バングラデシュ携帯電話輸入協会の事務局長でもあるシャヒド社長は、バングラデシュのモバイルアクセサリー市場は約250~300億タカ(約341~410億円)で、前年比30-40%以上の伸びを示しているという。人気アクセサリーに加えて、セルフスティック、ズームレンズ、三脚、携帯リングスタンド、レンズキットなどの他のアイテムも市販されている。世界的ブランドもこの事業分野に参入している。

例えば中国の携帯電話メーカーのファーウェイは、Bluetoothヘッドフォン、高速充電器、電源バンク、セルフスティックなどの幅広いアクセサリを提供している。

ファーウェイテクノロジーバングラデシュのデバイス事業部担当のジアウディン・チョウドハリー副社長は、市民が高品質製品についてより敏感になっているため、オリジナルアクセサリーの需要は徐々に増加していると話す。
「スマートフォンを使用する市民が増え、アクセサリー部門も増強する4G技術の導入が計画されているため、この分野で大きな成長を見込んでいます」

数年前まで、ダッカのモタリブ・プラザの卸売業者のほんの一握りだけがモバイルアクセサリーの全国需要を満たしていたと、プリンス・テレコムの経営者Md・アロムギル・ホサイン・アカシュ氏は話した。

現在、アクセサリーの輸入業者はチッタゴン(Chittagong)、シレット(Sylhet)、ラジシャヒ(Rajshahi)、ナラヤンガンジ(Narayanganj)などの他の都市で育っている。

毎週、7~8のアクセサリーコンテナが数百の輸入業者がいるモタリブ・プラザに荷揚げされているが、携帯充電器とデータケーブルがベストセラー商品だとアカシュ氏はいう。
「最近、ティーンエイジャー、特に女子はファッションアクセサリーとして携帯カバーを使っています。彼女たちは衣服に合わせてカバーを変更するので、一台のスマートフォンで複数のカバーを所有してます 」

Eコマースのプラットフォームもモバイルアクセサリーを販売している。
bagdoom.comのミラジュル・ハク最高経営責任者(CEO)は、モバイルアクセサリーは電子商取引サイトでかなり販売されていると話す。

充電器とカバーは最も需要が高いと、別の電子商取引プラットフォームamarpriyo.comの経営者カムラル・ハッサン・モフシン氏は話した。

バングラデシュニュース/The Daily Star Aug 2nd 2017
http://www.thedailystar.net/business/market-mobile-accessories-booms-1442281
翻訳:松本
#バングラデシュ #モバイルアクセサリー #チッタゴン #シレット #ラジシャヒ #ナラヤンガンジ