A view of a community centre in the capital. – Financial Express Photo
首都ダッカ(Dhaka)ではこの数年間、サービスの急速な拡大や改善があるにもかかわらず、コミュニティセンターや展示場のレンタル料が大幅に値上がりしている。
今や多くの都市居住者が結婚式や誕生パーティーなどの行事をコミュニティセンターや展示場で開くようになったため、レンタルサービスの需要が伸び続けているのだ。
幾つかのコミュニティセンターを訪れた所、レンタル料やサービス料はこの5から10年間で46%~133%とかなり高くなっていたことが分かった。
今の都市居住者は面倒の無い結婚式ができることを望み、会場に広い場所を選ぶ。したがって、行事の会場にコミュニティセンターを選ぶのだ。彼らはは金銭面でもこれまで以上に余裕がある。
一方、結婚披露宴のような式典は市内の中華料理店や2つ星ホテル、あるいは5つ星ホテルで開かれる。
従来、婚礼に関連する行事のほとんどは新郎の家で開かれていた。ダッカ都市部には利用できるオープンスペースがないため、これらの施設の需要が日に日に増しているのだ。
コミュニティセンターや展示場の利用料金は利用者の人数や選んだメニューで変わってくる。コミュニティセンターや中華料理店には様々な種類の飲食提供サービスや料理パッケージが用意されている。
通常、コミュニティセンターや中華料理店、ホテルのレンタル料は夏よりも冬が高い。
「時代は変化しています。私たちは今の時代に合った数々のサービスを提供しています。衛生や味、そしてもちろん飲食サービスの質には妥協しません」
スペクトラ国際展示場(SCC)のアリフ・シクデル支配人はフィナンシャルエクスプレス(FE)に話した。
SCCには5つのホールがある。1シフトあたりのレンタル料は2万2千タカ(3万円)から5万5千タカ(7万5千円)だ。アリフ氏によれば、2003年当時のレンタル料は1万タカ(1万3千円)から3万5千タカ(4万8千円)だったという。
SCCでは毎月12から14件の婚礼行事が行われているとアリフ氏。
ダッカ都市部では官・民主導の下、複数の場所にコミュニティセンターが建てられた。婚礼や様々な種類の社会的行事を開くため、コミュニティセンターが必要とされていることは否定のしようがない。
ダッカ市民は11~2月の間に結婚式を挙げることを好む。そのため、この時期に予約を入れることは難しいと、民間コミュニティセンターの経営者は話す。
「通常は照明や電源、トイレのレンタル料金を請求しません」
オフィサーズクラブダッカの役員はFEに話す。
「2つのホールがあります。それぞれのホールのレンタル料は1シフトあたり16万8千タカ(22万9千円)です。2010-11会計年度当時のレンタル料は付加価値税(VAT)込みで7万2千タカ(9万8千円)でした。加えて、私たちは自身の飲食サービスを用意しています。ただし、ホールのレンタル料には含まれていません」
ボシュンドラ国際展示場(ICCB)には4つのホールがある。レンタル料は1番、2番、3番ホールが24時間で40万タカ(54万7千円)、大ホールは55万タカ(75万2千円)だ。ICCB上級幹部役員のシャンジダ・シャルミン・カーン氏は31日、FEに話した。
「一度に300人を収容できる広いホールがあります。そのホールではあらゆる種類の最新設備を提供しています」
ダッカレディースクラブのマーフズル・ラーマン支配人は話す。
ホールのレンタル料はVAT等込みで9万2千タカ(12万6千円)だ。2014-15年度当時は6万9千タカ(9万4千円)だった。
北ダッカ市や南ダッカ市に置かれているコミュニティセンターは比較的手ごろなレンタル料金のため、中所得層に人気がある。
コミュニティセンターのレンタル料は7500タカ(1万円)から2万タカ(2万7千円)だ。料金はシフトによって変動する。
ソハグコミュニティセンターやエスカトンレディースクラブ、ボナニコミュニティセンターなど、中所得層にも比較的手が出やすい地域ベースのコミュニティセンターもある。
バングラデシュニュース/The Financial Express Aug 02 2017
http://www.thefinancialexpress-bd.com/2017/08/02/78767/Community-centres-rents-go-up-sharply-as-demand-grows
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #結婚式 #誕生パーティ #ボシュンドラ #ボナニ #コミュニティセンター
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