文化省のバングラデシュ著作権局は23日、知的財産権を保護するためのオンライン著作権登録(e-コピーライト)システムを立ち上げた。
発足式は総理府(PMO)で開催された。著作権局とPMOの情報アクセス(A2I)プログラムが共同開催した。
e-コピーライトシステムの立ち上げはアサドゥッザマン・ヌール文化相が行った。PMO第一秘書のカマル・アブドゥル・ナセル・チョウドリー博士、および文化省のイブラヒーム・ホセイン・カーン次官が特別ゲストとして招かれた。
司会はA2Iプログラム責任者のカビル・ビン・アンワール氏が務めた。
A2Iプログラムの発表によれば、著作権局はe-コピーライトシステムを開発するためにA2Iのサービス革新ファンドを利用し、国連開発計画(UNDP)および米国際開発庁(USAID)の技術支援を受けたという。
e-コピーライトシステムを使えば、バングラデシュのどこでも、どんな個人や機関であっても、文学作品やドラマ、音楽、映像記録、絵画、映画、ラジオ番組、テレビ番組、ソフトウェア等の創作物の著作権をオンライン申請できるようになる。
申請希望者は著作権局のウェブサイト(http://www.copyrightoffice.gov.bd/)内の申請フォームにアクセスする必要がある。申請処理終了後、証明書の配送日が記載されたショートメッセージが自動送信される。申請者は電子証明書の取得が可能であり、結果としてオンライン上で正当性の認証ができるようになる。
このサービスにより著作権申請の増加が後押しされ、バングラデシュ国民で創造的なマインドを持つ人々が、自身の知的財産権を保護するより良い機会を得ることが期待される。
従来は手続きが手作業で行われていたため、何らかの創作物の著作権申請を行う場合、ダッカにある著作権局の事務所に足を運び、証明書の交付まで30~40日待つ必要があった。
A2Iプログラムのサービス革新ファンドは、市民サービスの提供を簡便化する短期・小規模の革新的な試験プロジェクトに資金提供を行っている。
バングラデシュニュース/Prothom Alo Aug 24 2017
http://en.prothom-alo.com/science-technology/news/157329/Online-copyright-registration-system-launched
翻訳:長谷川
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