【Prothom Alo 】ロヒンギャムスリム(イスラム教徒)がミャンマーの新たな暴力から逃れ、2万人近くが入国して来たことを受け、バングラデシュは国連に対し、この問題の解決に向けて継続的な支援を求めた。
水曜日、バングラデシュのAH・マームード・アリ外相はロバート・D・ワトキンス在ダッカ国連常駐コーディネーターと会い、現在のロヒンギャ問題について話し合った。
国際移住機関(IOM)は水曜日、ミャンマー国内で新たな暴力を受けた1万8千人のロヒンギャムスリムがバングラデシュに入ったが、数百人が国境の無人地帯に詰め込まれていると発表した。
IOMは水曜朝の記者会見で最新の数字を提示した。
AP通信はロヒンギャを支援する人権団体や支持者たちの言葉を引用しながら、ミャンマー軍はロヒンギャ民兵勢力の攻撃に対して村を焼き払い、民間人を射殺するなどの報復を繰り返していると報告した。
一方、地元自治体は新たに避難してきた人数について、IOMの見積もりよりもはるかに高い数字を示している。
今回の新たな暴力は、8月25日、ミャンマー治安部隊に対する攻撃の後に起こった。
外相はバングラデシュ・ミャンマー国境地帯の現状を踏まえ、国連はコフィ・アナン元国連事務総長率いるラカイン州諮問委員会の報告書の提言勧告を実行することを希望した。
また、現在の状況について述べた国連事務総長の声明に言及した。
2015年2月から在ダッカ国連常駐コーディネーターの地位にあるワトキンス氏は、バングラデシュと国連はとても良好な関係を維持していると話した。
また、彼のチームによる開発プロジェクトの実施の際、バングラデシュ政府が支援を広げてくれたことに感謝を示した。
外相は、バングラデシュ政府の開発活動に関わり続けてくれるワトキンス氏に感謝を示した。
また、過激主義やテロを防止する対応能力を築くことと同様、引き続き開発計画において国連の支援が必要であることを強調した。
一方、国際社会はミャンマー政府に対し、ラカイン州での暴力の根本的な原因に立ち向かうよう要請し、難民流入に対処するバングラデシュを支援するよう訴えた。
「私はミャンマー政府に対し、コフィ・アナン氏が率いるラカイン州諮問委員会の勧告に従い、ラカイン州の状況に対する統合、一体化した対応を呼びかけます。人権問題を犠牲にせず、平和と秩序の維持に関わってほしいのです」
火曜日、国連のザイド・ラード・アル・フセイン人権問題担当高等弁務官は話した。
一方、アントニオ・グテ-レス国連事務総長はバングラデシュに対し、暴力を避けたロヒンギャが安全に過ごせるよう引き続き受け入れるよう求めた。
また、バングラデシュが何十年にもわたってミャンマー難民を寛大に受け入れてきたことを認識しているとも訴えた。
「事務総長はラカイン州の軍の作戦で殺された民間人の報告に対し、深い憂慮を示しています」
報道官のステファン・ドゥジャリック氏は事務総長の言葉として伝えた。
「国連はこの件に関してミャンマー、バングラデシュ両国に必要な支援を提供する準備はできています」
事務総長はコフィ・アナン氏の勧告を完全に支持し、政府に対して効果的な実施を行うよう要請していると、報道官は伝えた。
バングラデシュニュース/Prothom Alo Aug 30 2017
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/158063/BD-seeks-UN-help-to-resolve-Rohingya-issue-as-new
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ロヒンギャ #国連 #国際移住機関 #コフィ・アナン #アントニオ・グテ-レス
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