【The Daily Star】バングラデシュ南部、ポトゥアカリ(Patuakhali)県の河畔で最新医療に接することは難しい。特に専門家の相談が必要な場合はなおさらだ。
"インバクト・ジボンタリ"号は長さ40フィート、3階建ての病院船だ。眼科、耳鼻咽喉科、障がい者へのサービスを専門とする。僻地で必要な医療提供を最低限の経費で行う病院船は、多くの人に影響を与え、暮らしを改善している。
インバクト・ジボンタリ号は2017年5月8日から8月上旬まで、ミルザゴンジ(Mirzaganj)郡のアールディン・カリファ聖堂で知られるシュリーモント川に投錨していた。
滞在中、8千人以上の患者が相談と治療のため病院船を訪れた。
「耳の痛みが深刻な娘と一緒に聖堂へ来ました。病院船に行き、専門の医者から治療を受けることができました。経費はわずか40タカ(54円)でした」
ポトゥアカリ町に住むハシナ・ベガムさんは話した。
An eye patient is being checked at the hospital, now stationed in Patuakhali. Photo: Star
An eye patient is being checked at the hospital, now stationed in Patuakhali. Photo: Star
「母は目の病気で苦しんでいました。ポトゥアカリの病院へ連れて行くとあまりにも高額なため、病院船へ来ました。母は右目の手術を受けました」
ミルザゴンジ郡アムラゴチ村のアメナ・ベガムさんは話した。
病院船の管理人Md・アラウディン氏によると、ミルザゴンジで投錨中、162回の手術を行ったという。
「他にも学生や助産師、小学校教師、イマム(礼拝堂導師)、コミュニティリーダーに、健康意識啓発トレーニングを提供しました」
1999年に造られたインバクト・ジボンタリ号は最新のオペレーション・シアター、ベッド14床、薬局を持つ。また2隻のモーターボートと患者輸送用の救急車がある。 入院が3日間必要な白内障手術は、食事や薬、すべてのサービスが含まれてわずか3千タカ(4017円)だ。
「僻地に住む多くの村人が病院船のサービスを利用しています」
ミルザゴンジ郡のシャー・モハンマド・ラフィクル・イスラム行政官は話した。
「病院船はとても役に立っています。県単位の病院で受けられる以上の治療が、病院船では受けられます」
バングラデシュニュース/The Daily Star Sep 6 2017
http://www.thedailystar.net/country/hospital-ship-brings-quality-healthcare-remote-areas-1457998
翻訳:吉本
#バングラデシュ #病院船 #ポトゥアカリ
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