【The Daily Star】9月12日からリスト作成が始まり、9日間で約9千人のロヒンギャ難民が生体登録された。
モファッザル・ホサイン・チョウドリー・マヤ救援災害対策相は21日、迫害を逃れてバングラデシュにいるロヒンギャ全員の生体登録は2か月以内に完了するだろうと話した。
コックスバザール(Cox's Bazar)で登録手続きの監督をするKM・ルトファール・ラーマン治安判事によれば、現在、12歳以上のロヒンギャだけが登録対象だという。
昨日、ナヤパラキャンプで生体登録カードを受け取ったロヒンギャの少女ヌール・コリマさん(14歳)は、身分証明書をもらったのは初めてだと話した。
2人の兄と母親もキャンプを訪れていた政府職員から登録カードを受け取った。だが、7歳と10歳の妹はカードをもらえなかった。
「カードをもらえて良かったです。ですが、妹たちも(カードを)もらえていればもっと良かったです」
コリマさんの父親はミャンマー軍に殺された。
妹2人のように、数万人のロヒンギャの子どもたちの生体登録は後回しになる。
移住・パスポート局長官のマスド・レドワン准将によれば、子どもの生体登録は残りの難民登録が終わったあと始まるという。
子どもの指紋は採取しないことにしたため、登録は網膜スキャンで行われる。
国連の推定では、バングラデシュにいる40万人のロヒンギャ難民のうちほぼ半数が子どもだとされる。
ナヤパラキャンプでは14日にリスト作成が始まり、約3千人が登録を完了した。
「登録のため、彼らの名前やミャンマーでの住所、ここに着いた日付、年齢、両親の名前を調べています」
登録センター担当官モハンマド・マーブブール・ラーマン・カーン中佐は話す。
センターにはコンピュータが12台しかないため、作業に時間がかかるという。また、センター職員は局所的停電に不満を抱いているとカーン中佐は話した。
県自治体関係者によれば、クトゥパロング(Kutupalong)キャンプでは12日の登録開始以後、6千人の難民を登録したという。
県はさらに、ボルカリ(Balukhali)とタイングカリ(Thyingkhali)の2カ所に作業用のキャンプを新設するという。
「本日より、30カ所の登録所で生体登録手続きが加速します」
災害対策相は昨日の記者会見で話した。
Bangladesh News/The Daily Star Sep 22 2017
http://www.thedailystar.net/frontpage/mayanmar-rohingya-refugee-crisis-9000-logged-nine-days-1465792
翻訳:長谷川
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