【The Daily Star】ロヒンギャ難民の流入を受けて政府職員や人権活動家、開発職員がビーチタウンを訪れるため、コックス・バザール(Cox's Bazar)にある国内航空会社とホテルでは占有率が急上昇している。
「ロヒンギャ危機のために、外国人宿泊客が増えています」
ロイヤル・チューリップ・シー・パール・ビーチ・リゾートのアミヌル・ホック・シャミム社長は話す。
国連難民高等弁務官事務所によると、8月最終週から9月24日まで、ミャンマーラカイン州からバングラデシュに約43万6千人のロヒンギャが流入したという。
ロヒンギャの流入はここ数日で幾分減速したが、再び、数千人がバングラデシュへと移動を始めた。
9月はコックス・バザールのホテルにとって典型的に不景気な季節だ。だが、ミャンマーの不運な出来事のため、占有率は上昇している。
「リゾート全体の占有率は増加しています」
コックス・バザールのアルバトロス・リゾートのレザール・カリム総支配人は、1カ月前40%だった占有率が70%に上昇したと話す。
「ここ10日間、宿泊客数が増加しています。彼らは救援物資を配りに来て、1晩過ごして帰っていきます」
ロングビーチホテルのサロワル・ハサン販売部長は前月50%ほどだった占有率が75%に増加したと話す。
「国連機関やNGO関係者が宿泊してくださいます。救援活動で当分滞在するので、10月の予約状況も高いです」
航空会社はコックス・バザール便の乗客が増加している。
「ロヒンギャ危機が始まってから、この動きは続いています」
ノボエアーのAKM・モウフズル・アラム上級マーケティング・販売部長は話す。ダッカ(Dhaka)-コックス・バザール便を1日2往復運航するノボエアーは、以前80%だった搭乗率が90-92%になると見ている。
「政府や国連職員、ジャーナリストの数が増えました。一般的に搭乗率は木曜日から日曜日までに急上昇しますが、今は他の曜日も増えています」
だが、航空会社の輸送能力が増えたわけではない。1日2往復のノボエアーの他、ビーマンやレジェント、USーバングラはダッカーコックスバザール便を毎日3往復運行している。
陸路を使った救援の動きも増えていると、USバングラのマーケティング支援兼広報次長は話した。
Bangladesh News/The Daily Star Sep 26 2017
http://www.thedailystar.net/business/coxs-bazar-hotels-airlines-get-boost-1467811
翻訳:松本
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