【Financial Express】2017年当初9カ月間の外国からの株式純投資額は、前年比202%増と飛躍した。外国投資家がバングラデシュの株式市場により多くの資金を注ぎ込んだことが理由だ。
良好なマクロ経済指標と安定した政治シナリオが外国人投資家の信頼感を引き上げ、バングラデシュの株式市場への投資を増やすことになったと、アナリストは分析する。
ダッカ証券取引所(DSE)のデータによれば、2017年1月から9月の間、外国投資家は510.1億タカ(705億円)相当の買いと332.6億タカ(460億円)相当の売りを行った。純投資額は177.5億タカ(245億円)となる。
同じDSEデータでは、外国人投資家は2016年の1月から9月の間、349.2億タカ(483億円)の買いと290.4億タカ(402億円)の売りを行った。純投資額は58.8億タカ(81億円)だった。
DSE統計によれば、9月は間接投資額も前月比450%の増加を見せた。外国人投資家は56.1億タカ(77億円)の買いと38.6億タカ(53億円)の売りを行い、純投資額は17.5億タカ(24億円)だった。
8月の外国からの純投資額は3.2億タカ(4.4億円)にとどまった。
アナリストによれば、好ましいマクロ経済指標と政治的安定が相まって、バングラデシュ株式市場の証券に持ち高を取ることへの外国人投資家の信頼感が増したとされる。
「金利の低下、堅調な輸出成長、通貨の強さ、消費の増加、政治的緊張の緩和により、バングラデシュの株式に対する外国人の購入意欲が増しました」
外国投資を扱う大手株式仲介人は話す。
一方、DSEの基準指標であるDSEXは、2017年の1月から9月に1057ポイント(21%)増加した。
外国投資は間接投資としても知られているが、3日の取引終了時点でのDSEの時価総額4兆830億タカ(6.7兆円)のうち、1%程度を占めるに過ぎない。
外国人投資家は銀行部門を好むが、ノンバンク金融機関や電力・エネルギー、製薬、多国籍企業、通信・ITといった部門も注目を集めている。
DSEデータによれば、2016年の純投資額は134.1億タカ(185億円)で、前年の7倍の数字だったという。
Bangladesh News/Financial Express Oct 04 2017
http://thefinancialexpress.com.bd/stock/bangladesh/foreign-funds-in-stocks-increases-202-per-cent-in-9-months-1507091463
翻訳:長谷川
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