【Financial Express】今会計年度(2018会計年度)当初2カ月間(7ｰ8月)の対外援助消費額は、昨会計年度同期より2億880万ドル(325億円)多く、バングラデシュへの対外援助の流れは良い傾向が続いた。UNB報道。
経済関係局(ERD)の最新のデータでは、今年7月から8月の対外援助消費額は全体で4億9210万ドル(555億円)だったとされる。昨会計年度の同期は2億8330万ドル(317億円)だった。
内訳は借款が4億9千万ドル(553億円)、無償供与が210万ドル(2億3700万円)となっている。
昨会計年度7ｰ8月の消費出額2億8330万ドルのうち、借款は2億5730万ドル(290億円)、無償供与が2600万ドル(29億3千万円)だった。
これに対し、今年7ｰ8月の対外援助受取り総額は7億2520万ドル(818億円)だった。6億6270万ドル(748億円)が借款、残り6250万ドル(70億円)が無償供与だ。
だが、対外援助受取り額は昨会計年度同期の方が11億9210万ドル(1345億円)と、はるかに高い数字だった。このうち借款は11億7千万ドル(1320億円)、無償供与は2190万ドル(24億7千万円)だ。
バングラデシュは今年の7月から8月にかけて、元本1億5070万ドル(170億円)と利息4240万ドル(47億8千万円)の合わせて1億9310万ドル(218億円)の返済を行った。
一方、昨年同期には、元本1億2310万ドル(139億円)と利息4030万ドル(45億5千万円)の合わせて1億6350万ドル(184億円)を返済している。
ERD職員がUNBに明かしたところによると、今会計年度の対外援助受取り目標は60億ドル(6769億円)で、対外援助消費目標は55億5500万ドル(6,267億円)だという。
ERDによれば対外援助受取り額は2017会計年度に最高額の178億6千万ドル(2兆151億円)を記録した。これは2016会計年度同期に記録された70億5千万ドル(7954億円)より153.33％高い数字だ。
この増加は主に、ロシア政府がループール原子力発電所建設に対し、単独では最高額となる113億6千万ドル(1兆2817億円)を援助したことによる。
2016会計年度は合計で70億5千万ドル(7954億円)の対外援助受取りがあった。
同年度の対外援助消費総額は35億6千万ドル(4017億円)で、このうち無償供与は5億3056万ドル(599億円)、借款は30億3303万ドル(3422億円)だった。食糧支援は3187万ドル(36億円)、プロジェクト支援は35億3172万ドル(3984億円)だった。多国籍ドナーが23億2228万ドル(2620億円)で消費額の大部分を占め、二国間ドナーは12億4131万ドル(1400億円)を消費した。
2016年6月30日までバングラデシュには、合わせて992億ドル(11兆1,924億円)の対外援助が投入された。目的ごとに分類した場合、食糧支援が68億8千万ドル(7762億円)、必需品援助が110億7千万ドル(1兆2490億円)、プロジェクト援助が776億7千万ドル(8兆7633億円)、予算援助が35億8千万ドル(4039億円)となる。
独立から2016年6月30日までの間、合わせて691億5千万ドル(7兆8020億円)の対外援助が消費された。このうち無償供与は265億ドル(2兆9899億円)で、借款が426億5千万ドル(4兆8121億円)だ。目的別では、68億7千万ドル(7751億円)が食糧援助、109億1千万ドル(1兆2309億円)が必需品援助、478億1千万ドル(5兆3943億円)がプロジェクト援助、35億7千万ドル(4028億円)が予算援助となる。
Bangladesh News/Financial Express Oct 5 2017
http://thefinancialexpress.com.bd/national/bd-sees-higher-foreign-aid-in-jul-aug-1507213690
翻訳：長谷川
#バングラデシュ #ニュース #対外援助
関連
