ネパールと貿易障壁撤廃合意

【The Daily Star】二国間貿易が非常に小規模な現状を打破するため、バングラデシュとネパールは現行の関税見直しや関税外障壁、関税的措置の廃止に合意した。

両国は貿易代表団の交換や貿易フェアの開催、保留中の二国間貿易推進保護協定や二重課税防止のための二国間協定に関する了解覚書(MoU)に署名を行うことになった。

できる限り早期にカトマンズ(Kathmandu)で商業次官級会合が開かれる。9日、バングラデシュ外務省が発表した。

合意は10月8日、ダッカ(Dhaka)で開かれた第2回バングラデシュ-ネパール間外務協議会の場で行われた。モハンマド・シャヒドゥル・ホク外務次官が率いる10名のバングラデシュ代表団と、シャンケル・ダス・バイラギ外務次官が率いる9名のネパール代表団が協議した。

外務省職員の話によれば、会合は主に二国間貿易や接続性、電力・エネルギー協力、高等教育や人的資源開発に焦点が当てられたという。両国外務次官は二国間貿易規模が潜在的規模よりもはるかに低いということに合意し、現行の関税や貿易関連の障壁への対処を呼びかけた。

ダッカ商工会議所がまとめたデータによれば、2015-16会計年度、バングラデシュはネパールに対して1789万ドル(20億1588万円)相当の商品を輸出し、943万ドル(10億6259万円)相当を輸入したとされる。

両国はバングラデシュ、ブータン、インド、ネパール間で締結した自動車協定の運用開始により、地域内貿易や人対人の接続性の発展が後押しされるとの見方を示した。

この協定はまだ施行されていないが、バングラデシュとネパールは協定の早期実施についてインドと協議することに合意した。

両国次官はバングラデシューネパール間に鉄道や航空便などの多様な接続を確立し、二国間貿易や投資、観光を促進することを重要視した。さらに相互利益のため、インド、バングラデシュ、ネパール、ブータン(BBIN)地域の協力の下、合同作業班の会合を定期開催する必要性を強調した。

加えて、電力や観光、文化、人対人の交流分野での総合的な従事と更なる二国間協力で、より魅力的で成果重視の関係を拡大・強化することも重要視した。

バイラギ氏の要請に対しホク氏は、バングラデシュ外務サービスアカデミーでネパールの新任外交官向けに2席用意し、外交に特化した訓練を受けさせることを約束した。

バイラギ氏はさらに、ミャンマー国民の強制移住に関する人道危機についても言及した。氏は現状への対処におけるバングラデシュの役割を称賛した。
「バングラデシュは最も素晴らしい人道意識を示しました」

Bangladesh News/The Daily Star Oct 10 2017
http://www.thedailystar.net/business/dhaka-kathmandu-agree-remove-trade-barriers-1473985
翻訳:長谷川
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