マレーシア、野外病院を設置

マレーシア、野外病院を設置
【Prothom Alo】ミャンマーラカイン州から逃れてきたロヒンギャ難民により良い医療サービスを提供するため、マレーシアはコックスバザール(Cox's Bazar)に野外病院を作ることを約束した。

現在の危機が始まってから50日目となる10月15日、バングラデシュ南東部に点在する難民キャンプに新たに到着した人数は53万7千人を超えた。

バングラデシュは迫害を受けるロヒンギャに人道支援を行うというマレーシアの勇気ある立ち位置を評価し、コックスバザールに野外病院を設置する提案を歓迎した。

病院はクトゥパロング(Kutupalong)-ボルカリ(Balukhali)拡張地区付近に設置が検討されている。この一帯はキャンプがまばらに広がり、30万人以上のロヒンギャが生活している。

マレーシアのアーマド・ザヒド・ハミディ副首相は15日、国営ゲストハウスパドマでAH・マームード・アリ外相と会談した際、提案を行った。病院の設置作業は間もなく開始する予定だ。

外務省高官によると、午前10時30分、ハズラト・シャージャラル国際空港でカムルル・アーサン次官(二国間・領事業務担当)と、アシキン・ビンチ・モード・タイブ在ダッカマレーシア高等弁務官がハミディ副首相を出迎えた。

ハミディ副首相は2日間バングラデシュに滞在し、二国間問題やロヒンギャ問題について協議する。

今回の訪問はミャンマーのロヒンギャ問題に対する全般的な"懸念と真剣さ"を反映したものだと、関係者は話した。

ハミディ副首相にとって、2015年の就任後初のバングラデシュ訪問となる。

UNBが13日にマレーシアの外務省から得た情報によれば、ハミディ副首相はハシナ首相や関係する省庁と会合を行う予定だ。会合では現在の二国間関係を評価するとともに、両国に相互利益をもたらす新たな協力分野を模索する。

さらに二国間会合に加えて、16日にはロヒンギャを視察するためコックスバザールを訪問する。

今回の訪問が二国間協力だけでなく、地域問題や国際問題についてもマレーシアとバングラデシュ間の友好関係をさらに強化すると、マレーシア側は楽観的に見ている。

ハミディ副首相は16日にコックスバザールを発ち、特別便でクアラルンプールに向かう予定。

Bangladesh News/Prothom Alo Oct 16 2017
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/163203/Malaysia-to-build-field-hospital-Rohingyas
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #外交 #ロヒンギャ #マレーシア