【The Daily Star】バングラデシュは、ミャンマー国境を越えて流入するイスラム教徒ロヒンギャおよそ80万人を収容できる難民キャンプを建設する計画を発表した。キャンプは世界最大となるだろう。
国連難民局によると、今日、世界には都市部や非公式な居住地から離れた正式なキャンプに、前代未聞のおよそ6550万人もの避難民がいるという。以下、国連の数字に基づいた大きなキャンプを示す。
<ウガンダ ビディビディ>28万5千人
ウガンダ北部のこの広大な居住地は、内戦や深刻な食糧不足から逃れた南スーダンの人たちによって1年以上前にできた。
国連難民高等弁務官事務所の報告によると、2016年8月、南スーダン国境にあるユンベ県のビディビディ村が難民居留地になり、現在、約28万5千人が収容されているという。
<ケニア ダダーブ>23万9500人
ケニアとソマリアとの国境から100キロメートル(60マイル)離れたダダーブでは、およそ26年間、ソマリア難民を収容してきた。
国連の統計によると、9月末、ダダーブにはおよそ23万9500人がいたという。2012年にはソマリアの飢餓による新たな流入が続き、ピーク時の人口は約48万5千人に達した。
<ケニア カクマ>18万5千人
ケニア北西部の同名の町の郊外にあるこのキャンプは、1983?2005年の戦争中、スーダン南部から数千人が逃亡してきて1992年に設立された。
多くは戦闘を余儀なくされる若い男子たちだった。また、1991年の軍事政権崩壊を機に逃げた数十万人のエチオピア人の一部が入ってきた。
<タンザニア ニャルグス>13万9630人
ブルンジ国境からわずか37キロのこのキャンプは1996年11月、近隣のコンゴ民主共和国の紛争を逃れた人々を受け入れるために開かれた。また、ピエール・ンクルンジザ大統領の3選出馬を巡る混乱が起こった2015年、数万人のブルンジ人がやってきた。
<ヨルダン ザータリ>8万140人
2011年に発生した紛争により、およそ520万人のシリア人が自国を去った。今日、世界最大の移民となっている。8月の統計によれば、そのうち20万人がヨルダン入り、最大キャンプのザータリでは8万140人が暮らすという。
Bangladesh News/The Daily Star Oct 18 2017
http://www.thedailystar.net/world/biggest-refugee-camps-the-world-1478104
翻訳:吉本
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