【Prothom Alo】アジア開発銀行は、ダッカー北西部国際貿易回廊の2段階目の更新に資金提供するため、12億ドル(1366億円)の資金援助を承認した。
ADBのニュースリリースによると、このプロジェクトの主な目的はエレンガ(Elenga)からハティクルル(Hatikurul)経由ロングプール(Rangpur)までの高速道路190kmを改善することだという。
「道路インフラを改善して輸送コストを削減し、競争力を強化することができれば、バングラデシュは地域貿易の拠点になる可能性が高いのです」
ADB南アジア局のドン・キュー・リープロジェクト管理部門統括責任者は話す。
「これらの目標をさらに進めるため、国内で2番目に混雑する貿易回廊道路を改善することで、貿易と賑わいが大幅に促進することが期待されます」
輸送インフラの整備は、ADBが支援する南アジア地域経済協力(SASEC)プログラムの中心部分だという。2001年以降、SASECメンバーは地域規模のプロジェクトに73億ドル(8312億円)の31輸送プロジェクトを含む、91億ドル(1兆361億円)以上の投資をしてきた。
SASECのバングラデシュ国内への輸送投資は、高速回廊道路の開発に重点を置いている。
バングラデシュでは旅客輸送量の70%、貨物輸送量の60%を道路が占め、年間交通量は8%増加しているという。
1994年に歴史的建造物となるジャムナ橋プロジェクトが承認されて以降、ADBはダッカー北西部回廊を改善するため、政府と協力を続けてきた。
2012年には現在国際回廊プロジェクトの第1段階とみなされる最初のADB融資1.98億ドル(225.4億円)が承認された。これにより、ジョイドプール(Joydeypur)-エレンガ(Elenga)部分70kmの道路容量が増加した。
また、ブータンとインドにそれぞれゲートウェイを提供するブリマリ(Burimari) とベナポール(Benapole)という2つの陸港の運用効率を改善した。
今回の第2段階でも国際貿易回廊への支援を継続する。
プロジェクトの総費用は16.7億ドル(1901億円)で、そのうち4.726億ドル(538億円)を政府が調達する。
ADBの資金援助は2.5億ドル(284.6億円)が通常融資、5千万ドル(56.9億円)が無利子融資の複数トランシェ(部分)融資で行われる。
プロジェクトは2027年8月まで10年間にわたって実施され、間隔をおいてさらに3つのトランシェから資金提供される。
Bangladesh News/Prothom Alo Oct 24 2017
http://en.prothom-alo.com/economy/news/164209/ADB-to-fund-1.2b-for-Dhaka-northwest-int-l-road
翻訳:吉本
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