メイド・イン・バングラ玩具

メイド・イン・バングラ玩具
【Prothom Alo】バングラデシュの産業は新たな翼を得た。フランスやスペイン、日本などの小さな子どもたちが、バングラデシュ製の玩具で遊んでいるのだ。

バングラデシュでは玩具の製造と輸出が大きな可能性を見せている。輸出はこの5年間で2075倍になった。バングラデシュ製玩具の最大の市場はフランスとスペイン、日本だ。

これらの国へは三輪車や電動カート、人形、電動人形、足漕ぎカートなどが輸出されている。

企業家たちは玩具の需要拡大に伴ってこの産業に方向転換しつつある。輸出加工特区(EPZ)などの輸出向け用地では新たに工場が建てられた。

プロトムアロー特派員はコミラ(Comilla)にある工場を訪れた。ハシー・タイガー玩具工場は2014年、コミラEPZそばの1.5ビガの土地に作られた。わずか4万2千ドル(479万円)だった同年の玩具輸出額は、今年当初7カ月間で90万ドル(1億258万円)まで増加した。工場は350人の労働者を雇用し、そのうち200人が女性だ。さらに中国人のトレーナーを6人雇い、労働者研修を行っている。工場の主な輸出先は日本だ。

バングラデシュ輸出加工特区庁(BEPZA)によれば、国内のEPZには玩具製造会社が2社入っているという。一方がハシー・タイガー社で、もう一方はニルファマリ(Nilphamari)のウッタラ(Uttara)EPZにあるソニック社だ。

また、アンワラ・ゴールデン・サンのように、オーストラリア向けに玩具輸出を行う工場もある。ガジプール(Gazipur)の湾岸EPZには中国の玩具工場が作られた。

玩具の輸出収入は2012-13会計年度はわずか7637ドル(87万円)だったが、2016-17年度には前年度の倍の1580万ドル(18億円)にまで拡大した。

Toys made in Bangladesh, played overseas

日本やスペイン、フランス以外に、米国や英国、オランダ、台湾、ブラジルなどにも玩具を輸出している。玩具産業はバングラデシュに大きな雇用機会を生み出す可能性がある。外国バイヤーは人件費や生産コストの安さに魅力を感じている。玩具産業は経済に良い影響を与える有望産業だ。

Bangladesh News/Prothom Alo Nov 06 2017
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/165563/Toys-made-in-Bangladesh-played-overseas
翻訳:長谷川
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