10月に難民キャンプを訪問

10月に難民キャンプを訪問
【Financial Express】ニューヨークの地下通路で爆弾を爆発させた罪に問われているアカイエド・ウッラー容疑者は9月8日にバングラデシュを訪れ、2カ月ほど滞在していた。

「アカイエドはその時ロヒンギャキャンプを訪問し、薬を配っていました。その後、10月22日にニューヨークへ出発しました」
義母のマーフザ・アクテルさんは話す。

アカイエド容疑者はコックスバザール(Cox's Bazar)に向かう途中、ホテルを予約しなかったと、マーフザさんは回想する。

マーフザさんがこれを尋ねた所、アカイエド容疑者は「ホテルにではなく、ロヒンギャのためにお金を使います」と話したという。

アカイエド容疑者はバスでコックスバザールへ向かい、夜になると一人息子や妻とビデオチャットをしていたとマーフザさん。

だが、アカイエド容疑者は家族に生後6カ月の息子の心配をさせるなど、大きな精神的重圧をかけることになってしまった。

「この無邪気な赤ちゃん(アカイエド容疑者の息子)はこの2日間父親の顔を見ていません。以前は毎日ビデオチャットでお互いの顔を見ていました。彼がまたいつか父親の顔を見られるのか、私にはわかりません」
マーフザさんはダッカ(Dhaka)ジガトラ(Jigatola)の自宅でUNBに話した。

アカイエド容疑者は一人息子にオビアド・ウッラー・アッジャムという名前を付け、自身の名前と幾らかの類似性を持たせたという。

「他の子どもたちのように、アッジャムには普通の環境の中で育ってほしいです」
マーフザさんは目をうるませる。

近所に住むアカイエド容疑者の伯父アブドゥル・アハドさんは、人々がアッジャム君に"過激派の息子"というレッテルを張ってほしくないと話す。

アカイエド容疑者の妻ジャンナトゥル・フェルドウス・ジュイさんは幸福な家族の夢が壊れたことにとてもショックを受け、夫が負傷し逮捕されて以来いつも泣いている。彼女は報道陣と話ができる状態ではなかった。

一方、アカイエド容疑者の義父ジュルフィカル・ハイデルさんによれば、同容疑者はとても紳士的で礼儀正しく、誠実な若者だったという。
「そのことについては疑う余地がありません。私たちは一人娘のために最高の人物を選んだのです」

アカイエド容疑者は1日5回、シャヒモスクで祈りを捧げていたとジュルフィカルさん。ジャンナトゥルさんも一緒に祈りを捧げていたという。

「ご存知の通り、警察の調べではバングラデシュでの犯罪との関連は見つかりませんでした。米国に行った後、彼に何が起こったのかは神のみぞ知るところです」
ジュルフィカルさんは話す。

アカイエド容疑者の義理の兄弟ハサン・マームード・ジョイさんによれば、彼のただ1人の姉妹であるジュイさんはダッカシティカレッジで会計学の学位を取得したという。

ハサンさんはジュイさんがジャシムッディン(非合法過激派集団"ムフティ・ジャシムッディン・ラーマニ"の指導者)の電子書籍をダウンロードした可能性があると話す。

「彼女の夫(アカイエド容疑者)が彼女にこれを読むように言ったとは思いません。今のところ、彼女がこの本を2ページだけ読んだことを知っています。もし彼女に何らかの邪悪な動機があれば、これを削除して警察には見せなかったはずです」

13日、警察幹部は、アカイエド容疑者は妻のジュイさんにジャシムッディンの冊子を渡し、読むように言ったとされているが、これは同容疑者が自発的に過激化したことを示唆していると話した。

ダッカ警視庁(DMP)テロ・国際犯罪対策課のモニルル・イスラム課長によれば、アカイエド容疑者にはバングラデシュでの犯罪歴が無いため、米国に向かった後、インターネットを通じて自発的に過激化した可能性があると話した。

警察はアカイエド容疑者にバングラデシュ国内の過激派活動との繋がりが一切発見できなかったという。

ジュイさんは冊子の内容について夫と討論を行った。モニルル氏はジュイさんの発言を引用しながら話した。

モニルル氏によれば、アカイエド容疑者は最後にバングラデシュを訪問した際、イスラム教のルールを厳密に守り、礼拝を定期的に捧げていたという。

実家に滞在していた時は殆どの時間ノートパソコンを使い、忙しそうにしていたという。

警察は12日、アカイエド容疑者の妻ジュイさんと義父ジュルフィカルさん、義母マーフザさんをジガトラから連れ出し、取り調べを行った。

Bangladesh News/Financial Express De 14 2017
http://thefinancialexpress.com.bd/national/akayed-visited-rohingya-camps-in-oct-family-1513263882
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #ニューヨーク #爆発事件