【Financial Express】今月(12月)に入り、ロヒンギャの平均到着率が100人/日に下がったと、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は推定した。
11月の平均到着率は745人/日だった。
「ミャンマーからバングラデシュへ逃れる避難民は4カ月目に入っても続いていますが、流入速度は減速しています」
火曜日、UNHCRのアンドレジ・マヘシック広報官が発表した。
先週新たに到着したロヒンギャの3分の2は、ミャンマー北部ラカイン州のブティダウンからやってきたという。
一方、UNHCRと国際パートナー、バングラデシュの現地パートナーによる迅速な難民調査では、難民たちが強力な支援ネットワークを進展させていることがわかった。
クトウパロング、ナヤパラ、キロントリ/チャクマークル難民サイトにいる老若男女と障がい者にインタビューし、優先課題とニーズの特定、対処方法、可能な解決策を検討した。
調査結果は介入を導き、状況を改善する助けとなると広報官はいう。
調査された難民は脆弱な避難所による夜間の安全性、灯り不足、一般的な安全性など、多くの懸念を表明した。
「女性や女子は早朝の時間帯に避難所の外で洗うことを強要されるなど、個人の入浴スペースが不足していることに不安を覚えています」
広報官は衛生設備へのアクセスはまだ不十分で、時にトイレ待ちの長い行列ができると話した。
また、複数の子どもたちが水汲みや薪運びに長距離を歩かなければならないということも分かった。
UNHCRから入手した説明文によれば、保護者や子どもたちは学校へ行くことや安全な遊び場を求めているという。
広報官は、保健サービスは幅広い関心事で、殺害を目撃した人や拷問や強姦に苦しんだ人たちへのメンタルヘルスケアの強化が依然として重要だと話す。
「難民サイトでは、とりわけ高齢者と障がい者の間にうつ病と拒絶反応が続いています。多くの若者が不確実な将来を心配しています」
不規則な食糧分配と長い行列でずっと空腹を覚えていると、複数の難民は話した。
懸念や困難が多いに関わらず、難民の間には強い連帯と相互支援があると広報官。
UNHCRはこの最新の調査結果を踏まえ、保護と援助をさらに能率化させ、補強するという。
優先課題はより多くの情報ポイントの確立、既存サービスへの方向付け、そして奉仕活動プログラムの強化だ。
「児童労働と環境問題に取り組むため、薪に代わるものを提供します」と、広報官。また、女性や女子向けの衛生設備やトイレアクセスの改善、避難所キットの更新、より多くの外灯設置、子どもに寄り添った教育や空間の提供などを行うと補足した。
UNHCR関係者によると、一次ヘルスケアやメンタルヘルスケアや心理社会的活動の強化、性的暴力に対するケアの必要性もあるという。
「介入をさらに強化するために、これからもUNHCRはパートナーと協力していきます」
マヘシック広報官は話した。
Bangladesh News/Financial Express Dec 19 2017
http://thefinancialexpress.com.bd/national/rohingya-arrival-drops-to-100-per-day-1513695090
翻訳:吉本
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