【Financial Express】隣国のインドとミャンマーはラカイン州に正常な状態を回復し、故郷を追われたロヒンギャの帰還を可能にするため、ラカイン州開発プログラムに関する了解覚書(MoU)を締結した。
11月23日、バングラデシュとミャンマーが帰還に関する協定に合意した事を受け、インドとミャンマー両国も書面に調印した。
このMoUはミャンマーの社会福祉・救援・再定住省が協力パートナーとの間に初めて締結した政府対政府協定で、ラカイン州の社会経済や生活を発展させる取り組みに焦点を当てたものだと、インド外務省は発表した。
ラカイン州に正常状態を回復し、故郷を追われた人々の帰還を達成するための支援だという。
インド政府は今回のMoUの下、帰還するロヒンギャの当面の需要を間に合わせるため、ラカイン州にプレハブ住宅を設けるプロジェクトなどを引き受けることを提案した。
ラカイン州プロジェクトの提案に加え、現在進行中の多数の友好ロジェクトも再検討された。シットウェ(Sittwe)港やパレッワ(Paletwa)-ゾリンプイ(Zorinpui)道路の運用や保守に関する課題が再検討された。
リー(Rhi)-ティディム(Tiddim)道路プロジェクトやカレワ(Kalewa)-ヤーギー(Yargyi)間の三国間ハイウェイ、タム(Tamu)-チーゴン(Kyigone)-カレワ道路に69カ所の橋を建設するプロジェクト、ヤメティン警察訓練所や病院の建設プロジェクトなど、他の主要なプロジェクトも議論された。
インド外務次官のS・ジャイシャンカール博士が現在ミャンマーを公式訪問している。博士は滞在中、アウン・サン・スー・チー国家顧問やチョー・ティン・スー国務相、社会福祉・救援・再定住大臣のウィン・ミアト・アイ博士を訪問した。
会合では、インド首相がミャンマーを訪問した際に決定した事項に関するフォローアップやラカイン州に付随する事項など、二国間協力に関する問題が議論された。ジャイシャンカール博士とミャンマーのU・ソー・アウン社会福祉・救援・再定住副大臣がMoUの署名を行った。博士はこれに先立ち、ミャンマー防衛軍司令長官のミン・アウン・フライン上級大将を訪問している。
ラカイン州の情勢に加え、治安維持や二国間協力に関する事項が議論された。
Bangladesh News/Financial Express Dec 20 2017
http://thefinancialexpress.com.bd/world/asia/myanmar-india-ink-rakhine-development-mou-1513783526
翻訳:長谷川
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