【Prothom Alo】2018年、バングラデシュにいる50万人以上のロヒンギャ児童が学校へ行けないとしたら、"失われた世代"になる。人道組織が警告した。
衛星テレビ局アル・ジャジーラは国際緊急援助委員会(IRC)の言葉として、"緊急資金提供"がされない限り、子どもたちの人道的ニーズは増加する一方だと述べた。
「緊急事態の教育とは子どもたちの命を救ったり、人生を変える支援で、彼らが直面する逆境に対処することを助けます」
金曜日、IRCのサラ・スミス教育担当上級理事は話した。
「これはロヒンギヤ児童にとって緊急に必要なことですが、これまで誰もが彼らのニーズに注意を払って来ませんでした。彼らはIRCがこれまで見た中で、最高レベルのトラウマに直面しています」
「ロヒンギャ危機の中、子どもの教育の権利が実現するまで、すでに世界で最も脆弱な人口の1つが世代喪失の脅威に直面しています」
教育に向けられるのは人道的資金の2%弱で、ロヒンギャの窮状に対して最も資金が行きわたらない分野であると、アルジャジーラはIRCの言葉を引用した。
コックスバザール(Cox's Bazar)にいるセーブ・ザ・チルドレン緊急対応チーム一員エヴァン・シュールマン氏は、学校は特にトラウマを受けた難民の子どもにとって重要だという。
「学校の役割は学習だけではありません。日常的で常識的な感覚を提供します。友人を作り、遊び、子どもであることを思い出す場所です」
「人身売買のような搾取や虐待からの保護の形態としても重要です」
オックスフォード大学の学生組織オックスフォードビルマ連盟によると、5歳から17歳までのロヒンギャ児童のうち60%以上が貧困や政府の制限、ミャンマーラカイン州での学校不足を理由に学校へ通ったことがないという。アルジャジーラ報道。
8月25日以降、国連や米国が"民族浄化"と呼ぶミャンマー軍の迫害を逃れ、62万人以上のロヒンギャが隣国バングラデシュへ逃げてきた。
現在も続く危機は、2017年最大の強制大移動だと言われている。
先月、バングラデシュとミャンマー両国は数十万人のロヒンギャ難民の帰還に向けた取り決めに署名したが、詳細はほとんど分かっていない。アル・ジャジーラは補足した。
Bangladesh News/Prothom Alo Dec 24 2017
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/168463/Rohingyas-turning-lost-generation
翻訳:吉本
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