【Financial Express】棚上げとなっていたバングラデシュ、ブータン、インド、ネパール4カ国(BBIN)の地域圏交通接続導入に関する会合が本日(10日)、ブータンを除く3カ国によりデリーで始まる。
土壇場での大幅なブータンの方針転換を受けて中断していたBBIN自動車協定(MVA)の実施に関する交渉は、およそ2年ぶりに再開する。
情報によれば、バングラデシュ、インド、ネパールの関係者がMVA実施の手続きに関する協議を2日間行い、ティンプー(ブータン)は今後いつでも協定に加入できる余地を残すことで合意するという。
「バングラデシュ、インド、ネパールの協議により、2016年3月に議定書草案を作成した後、棚上げとなっていたMVAの実施手続きが再開されるでしょう」
協議の準備に関わった関係者が話した。
関係者によれば、3カ国協議は議定書草案のまとめに関して議論を行い、協定内容を変えることなく、MVA実施の措置を取ったという。
乗客や貨物車両のシームレスな移動を開始することにブータンが"異議なし"を示したことを受け、インドは3カ国の招集に踏み切った。
MVAが2015年1月15日に調印されたことで、バングラデシュ、インド、ネパールは協定に批准したが、ブータン下院は協定を支持したものの、上院は大型車の交通量増加による国内環境への影響を懸念し、協定の批准を差し控えた。
最近ブータンは議定書草案の関連協議に出席し、ルート開拓のための自動車の試験走行に参加していたが、議会が協定の調印を差し控えたことで、これらの動きは全て止まった。
バングラデシュの道路交通橋梁省の職員によれば、元々あった4カ国協定は一切の変更を行わないという。
交通接続担当者シャフィクル・イスラム氏によると、協議はブータンの同意の下、現行の手続きに従って開かれるという。
また、ブータンのMVAへの参加拒絶を否定し、同国は今も協定批准のプロセスにあるとした。
「ブータンはいくらか時間を要するかもしれません。しかし、他の加盟国は手続きを進めることを決めました」
シャフィクル氏はフィナンシャルエクスプレスに電話で話した。
関係者らによれば、協議はMVAの実施取りまとめの議定書だけでなく、税関や移民に関する各種手続きについても議論されるという。
協議には外務省や税関、移民関係部署など、5人の代表団が参加する。
Bangladesh News/Financial Express Jan 09 2018
http://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/bbin-connectivity-talks-in-delhi-today-sans-bhutan-1515473846
翻訳:長谷川
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