スリランカ、国営航空会社の腐敗を調査

[The Daily Star]スリランカ政府は土曜日に、エミレーツ航空との経営契約の中止を含む、国営航空会社の腐敗調査を命じた。

大統領は、エミレーツとの取引が終了した2006年から2008年まで、スリランカ航空の金融取引を調査するために5名の委員を任命したと発表した。

1979年にエアランカとして設立されたスリランカは、2005年から2015年まで国を運営していたマヒンダ・ラジャパクセ政権がエミレーツの経営陣を追い出すまで利益を上げていた。

エミレーツ航空がロンドンからコロンボに戻ってきたラジャパクセの家族に座席を与えるために運賃を支払うビジネスクラスの乗客にバンプすることを拒否した後、2008年に取引はキャンセルされた。

激怒していたラジャパクセは、エミレーツに任命されたスリランカの最高経営責任者(CEO)を幹部から撤退させ、航空業界の経験を持たない義理の弟を航空会社に任命した。

それ以来、スリランカ航空会社は赤字に陥り、推定損失額は10億ドル以上、負債は32億ドルとなった。

シリセナの事務所は、5人の委員会に、スリランカ航空とエミレーツとの間の合意の解消に焦点を当てるよう命じた。

エミレーツ航空は、1998年に民営化されたときにスリランカ国営航空会社の43.6%の株式を購入するために7000万ドルを支払って、強制的に運航契約を結んだ。

エミレーツの株式は、スリランカ政府によって最終的に買収された。

ラジャパクセの10年の間に航空機が新しいエアバス航空機を20億ドル以上購入したことで、犯罪捜査がすでに進行中である。

スリランカ航空での債務危機の勃発により、新政府は資本注入と国際線運航のための国際的なパートナーを捜し求めたが、これまでのところ入札はなかった。

この動きは、スリランカの新政府が2015年1月に発効したとの主張の中で、ラジャパクセの下で腐敗を解消するのが遅れていることから始まる。

政府は先週、旧政権下で数十億ドルの腐敗罪を調べる特別裁判所を設置した。


Bangladesh News/The Daily Star 20180204
http://www.thedailystar.net/business/sri-lanka-probes-corruption-national-carrier-1529593