留まることを望むロヒンギャ

留まることを望むロヒンギャ
【Financial Express】タンブル無人地帯にいる6022名のロヒンギャは、ミャンマーラカイン州が普通の状態に戻るまで、この仮設キャンプに留まることを望んでいる。

一方、ここからウクヒアやテクナフ郡の難民キャンプに行くことには消極的だ。

バングラデシュとミャンマー国境付近のタンブル無人キャンプに避難するロヒンギャたちはこのゼロラインを訪れたジャーナリストたちに、全員が留まりたいとの要望を伝えた。

バングラデシュ国境警備隊(BGB)やナイクヤングッチャリ(Naikkongchhori)郡によると、去年8月27日以降、このキャンプでは少なくとも1321世帯6022人のロヒンギャが暮らしているという。故郷に戻りたいがミャンマー軍が邪魔をすると、ロヒンギャたちは主張する。

「ミャンマー軍は銃撃や、多数の兵士や国境警備警察の配置で、私たちを強制的にバングラデシュ国内に押しとどめています。また、ゼロラインから去るよう継続的に脅かしてきます」
ロヒンギャたちのリーダーディル・モハンマドさん(51)やアリフル・イスラムさん(49)はジャーナリストたちに話す。

ゼロラインにいるロヒンギャ達はラカイン州のタンブル、メディ、ライムカリ、サムパラ、パニール・チャラ、デキブニア、ボリ・バザール、シャハブ・バザール村の出身者だ。

「ミャンマー軍や警察は私たちの住居すべてに火を付けたあと、私たちの土地に警察や軍の宿舎を建設しました」
アリフルさんはいう。

「私たちはここで子どもたちと穏やかに暮らしています。でも、いつでも軍が攻撃を仕掛けてくる可能性があるので、すぐにパニックになります」
ロヒンギャ女性のラヒマ・ベガムさん(45)は話した。

サルタン・アーメドさん(40)さんは15日間のインターバルのあと、赤十字が食糧などの救援物資を提供してくれたと話す。

ナイクヤングッチャリ郡によると、ゼロラインに住むロヒンギャたちは2週間ごとに1世帯あたり米15キロ、食用油4キロ、砂糖4キロ、塩1キロなどの救援物資を受け取っているという。

一方、近くに住むバングラデシュ人は国境の状況が悪化する恐怖の中で暮らしている。ミャンマー軍が国境で不穏な状況を作り出せば、小学校は閉鎖したままになると地元民は話した。

Bangladesh News/Financial Express Mar 6 2018
https://thefinancialexpress.com.bd/national/rohingyas-prefer-staying-at-tumbru-no-mans-land-1520273884
翻訳:吉本
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