【Financial Express】国連人権問題担当のアンドリュー・ギルモア事務局長補佐は、ミャンマーのロヒンギャへの民族浄化は続いていると話した。
また、ミャンマーのダブルスタンダードについて非難した。
「ミャンマー政府はロヒンギャの帰還を受け入れる準備ができていると世界にアピールする一方、治安部隊は作戦を続けています」
アンドリュー・ギルモア氏は4日間のバングラデシュ訪問を終えた6日、声明を通じて見解を述べた。
今回の訪問は、昨年8月以降、バングラデシュへ逃れて来たロヒンギャ難民70万人の現状を知ることが目的だった。
ギルモア氏は訪問中、7カ月間で世界最大の難民キャンプになったクトゥパロンとボルカリに最近到着したばかりのロヒンギャにインタビューした。
多くのロヒンギャは村を追い出され、家を奪われ、もう戻れないと話した。
ある男性は2月に父親がミャンマー軍にどのように拉致されたかを話した。彼は数日後、遺体を取りにくるように指示された。
父親の身に何が起こったかをミャンマー軍に尋ねることはあまりにも恐ろしかった。遺体は傷で覆われていたという。
ギルモア氏は現地でバングラデシュ担当者や国連機関、コックスバザール(Cox's Bazar)で人道援助を行う非政府組織と会談を行った。
会談中、ギルモア氏は差し迫った雨季による人命損失の見通しを述べ、警戒を促した。
ロヒンギャ危機に対するバングラデシュや国際社会の人道的な対応は非常に印象的だったが、ビニール製シートと竹柱で急斜面や丘陵際に作られた避難所に雨は流れ込み、壊滅的な影響を与える可能性が高い。
「多くはミャンマーによる人災ですが、豪雨などの自然災害と重なることが懸念されます」
ギルモア氏はダッカで政府高官と会い、保護と避難所を提供するバングラデシュの偉大なホスピタリティを称賛した。
「莫大な数のロヒンギャ難民を迎え入れるバングラデシュは、悲しいことにこの地域を含む世界各地で不足している惜しみない寛大さを示しています」
UNBによると、ギルモア氏はロヒンギャへの臨時対応に時間を割いてくれたバングラデシュ政府の支援に、深い感謝の意を表したという。
Bangladesh News/Financial Express Mar 6 2018
https://thefinancialexpress.com.bd/national/myanmar-continues-ethnic-cleansing-un-1520336641
翻訳:吉本
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