[Financial Express]【ロンドン22日ロイター】サウジアラビアと西側諸国の外交的危機により、原油価格が1バレル= 80ドル台を割り込んだ。
サウジアラビアのエネルギー閣僚クハリド アルーファリフは、ロシアのTASS通信社に対し、自国は西欧消費者に1973年型の石油禁輸措置を発動させるつもりはないが、むしろイランのような供給ロスを補うために生産量を上げることに焦点を当てていた。
いくつかの米国の議員は、サウジジャーナリストのジャマル・カショグジ氏の殺害について、サウジアラビアに対して制裁を課すことを提案しているが、世界最大の石油輸出国である王国は、「より大きな措置」の制裁に対して報復を約束している。
ファリ氏は、サウジアラビアはすぐに現在の1070万バレルから1日当たり11百万バレル(ブプド)に生産量を上げると述べた。彼は、リヤドは生産を1200万バレル/日に増やす能力を持っていたと付け加えた。
コメルツ銀行は、「サウジ指導部に対する国際的な圧力は、制裁の可能性と同様に維持されている」と述べた。
北海ブレント原油先物相場は1バレル当たり9セント高の1バレル= 79.94ドルで、前日の1バレル= 10セントから1バレル= 69.22ドルへと上昇した。
PVMオイル・アソシエイツのストラテジスト、タマス・バルガ氏は、「政治が現れており、サウジアラビア人はこれが何をするのだろうが、来年の需給バランスに関しては、生産を増やすことは正当ではない」と述べた。
イランの石油部門に対する米国の制裁は11月4日から始まり、アナリストらは供給量が150万バレルに達すると危機に瀕する可能性があると考えている。
「大きな未知数は、イランの石油がどれだけ市場から出ていくかということで、約1ヶ月でわれわれは知っている。来年の第1四半期に何を期待するかを明確にする」とヴァルガ氏。
Bangladesh News/Financial Express 20181023
http://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-hovers-near-80-as-saudi-arabia-plans-output-increase-1540222775/?date=23-10-2018
関連