3年で600億㌦の輸出収益を

3年で600億㌦の輸出収益を
【The Daily Star】2020-21年会計年度までに600億ドル(6兆6592億円)の収益を得るという新しい輸出方針の下、政府は低金利ローンを含む多くのインセンティブ政策を打ち出した。

輸出振興局のデータによれば、昨2017-18会計年度の輸出額は366.6億ドル(4兆688億円)で、前年度(2016ー17年度)より5.81%増加したが政府目標の375億ドル(4兆1620億円)は下回った。

6日、2018-19会計年度から2020-21会計年度の新しい輸出方針が、シェイク・ハシナ首相が議長を務める閣僚会議で承認された。

新輸出方針では、バングラデシュの輸出収益の80%以上を占める衣料品への依存を減らすため、特に皮革製品に重点を置く。これにより、衣料品産業が受ける利益が皮革産業にまで拡大されることになった。

靴や皮革関連産業を環境(に優しい)標準に更新するためのプログラムが実施されることになる。また、皮革産業の原材料を保管し、リードタイム(企画から完成までの時間)を短縮するため、中央保税倉庫が設置される。

最優先産業は既存の12から15に、特別開発産業は既存の14から19に増やされた。閣僚会議後、シャヒクル・アラム官房長官が述べた。

優先産業と特別開発産業には、補助金、税制優遇措置などの特典が与えられる。

新たに加わった最優先産業はデニム、活性医薬成分、試薬で、特別開発産業は軽工業製品(モーターサイクルバッテリー)、太陽光発電モジュール、カシューナッツ(材料・加工品)、カニ加工品、おもちゃだ。

今回、バングラデシュ銀行(BB)輸出開発基金(EDF)から、輸出志向型産業への短期借入金やその他金融施設の拡張のための特別措置が取られた。

BBは技術開発アップグレード資金とグリーンファンド資金の2つを設置する。輸出志向型産業の近代化と技術革新にローンが提供される。

輸出志向産業は国内の付加価値税(の支払い)は既存の40%から30%に削減される。冷凍魚や魚加工産業は輸出志向産業として、税額控除を受けることになる。

衣料品産業やIT産業は様々な税やインセンティブの特権が与えられる。また、プラスティック産業のため、ムンシゴンジ(Munshiganj)県ガザリア(Gazaria)に特別経済特区が建設される。

現在、1万5千ドル(166万5千円)相当の商品見本を送ることができる衣料品産業は、最大2万ドル(222万円)まで送ることができるようになる。

内閣はバングラデシュ砂糖作物研究所法2018とバングラデシュ道路交通法2018の草案も承認した。

Bangladesh News/The Daily Star Nov 7 2018
https://www.thedailystar.net/business/export/export-policy-2018-2021-cabinet-okays-draft-1656943
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #新輸出方針 #皮革製品 #薬