【The Daily Star】アジア開発銀行(ADB)は地方に住む5150万人のため、地方道路ネットワークの改善に2億ドル以上の融資を行うことを承認した。
「地方道路は、国内総生産の15%以上を占める(2015年度)農業部門を支える大事な要素です」
7日、ADBのリー・ミン・タイ上級地方開発専門官は話した。
この部門は国内労働力のおよそ半分を、直接的、間接的に雇用している。
ADBの地方連結改善プロジェクトは、現在政府が行っている地方の収入向上と農業の経済発展への貢献に焦点を当てた第7次5カ年計画を支援することになる。
バングラデシュの人口のおよそ80%が地方に住み、農業で生計を立てている。
だが、農業は不十分な地方交通網や市場インフラ、気候変動による洪水やサイクロンなどの大きな制約により、右肩下がりになっているのが現状だ。ADBによれば、全天候型道路にアクセスすることができるのは地方人口のおよそ40%で、これらの道路は地方道路全体のわずか28%に過ぎないという。
今回の目的は2016年に43%だった(全天候型)地方道路の割合を、2020年までに80%に高めることだ。
ADBのプロジェクトは全天候型道路を34県、1700kmに拡張することを支援する。
道路の選定は人口規模、農業潜在力、農場や商業施設数、経済的潜在力などの要素が考慮される。
とりわけ重要なのは2017年の洪水で損傷した道路だ。これらの道路は標識やガードレール、ハンプ(速度が落ちる道路の盛り上がり)などの安全機能を備えて設計される。
道路は建設後5年間、メンテナンス契約の対象となる。
2023年11月に完成予定のプロジェクトの総費用は2億8531万ドル(316.7億円)。ADBはそれぞれ1億ドルの無利子融資と通常融資を提供する。政府が残りの8531万ドルを提供する。
Bangladesh News The Daily Star Nov 08 2018
https://www.thedailystar.net/asia/news/adb-okays-200m-rural-road-link-improvement-1657351
翻訳:吉本
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